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「荒木神社の三番叟(さんばそう)」が市指定無形民俗文化財に指定されました

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静岡県伊豆の国市

3月の定例教育委員会で、「荒木神社の三番叟」が伊豆の国市指定無形民俗文化財に指定されました。
荒木神社の三番叟は、原木区の荒木神社例大祭にて、神社の庁ちょうや屋で奉納される三番叟です。
三番叟とは能楽「翁(おきな)」(式三番とも)特有の舞で、千歳(せんざい)、翁に続く三番目に狂言方が舞い、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る芸能です。前半の直面(ひためん)で行う「揉(もみ)の段」と、後半の笑顔の老人の顔をかたどった黒い尉面(じょうめん)をつける「鈴の段」から構成されており、各地の民俗芸能に先立って祝福芸として演じられることも多く、場を清める重要な役割を持っています。
荒木神社の三番叟は、舞手1人と、下方(したかた)と呼ばれる複数人の囃子方(はやしがた)の大鼓、小鼓、笛、後見で構成されていて、かつては日の出とともに演じられたことから、地元では「日の出さんば」と呼ばれています。
伊豆半島は全国的に見ても三番叟が盛んな地域ですが、荒木神社の三番叟は、市内および伊豆地方に多くみられる式三番叟(千歳・翁・三番叟)とは異なる独特な雰囲気を持ったものとなっています。
10月に行われる荒木神社の例大祭の際は、ぜひご覧ください。

問合せ:文化財課
【電話】055-948-1428

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