市の下水道は、家庭などからの汚水のみを流す「分流式下水道」です。しかし、近年は雨天時に汚水量が増加しており、汚水処理に支障をきたしています。その原因のひとつに、家の屋根や庭に降った雨水が誤って「汚水管」に接続されている「誤接続」があります。
■どうして雨水を下水道に流してはいけないの?
市の下水道は雨水が流入しないことを前提として作られているため、汚水量が函南町にある下水処理施設(狩野川東部浄化センター)の処理能力の限界を超えると処理場の機能がまひしてしまいます。
■雨水を流すとどうなるの?
雨水を汚水管に流すと道路内の汚水管や宅地内での処理がしきれなくなり、家庭からの汚水が流れなくなってしまいます。また、道路のマンホールから汚水が溢れるなど、重大な事故につながる危険性があります。
■誤接続していないか確認を!
雨水が汚水管に誤接続されていないか、皆さんのご家庭の下水設備(排水設備)の確認をお願いします。排水設備の改修工事や、ますなどの取り替えにかかる費用は自己負担になりますが、早急に改修工事をするようご協力をお願いします。
▼確認方法
(1)雨天時に家庭の水道水の使用を止めた状態にします。
(2)公共ますのふたを開けて、水が流れていないか確認します。
・公共ますは、おおむね道路と宅地の境界近くにあります。
・白色のプラスチック製のものと、黒色・茶色の鉄のふたのものがあります。
※ふたを開けるには、マイナスドライバーなどが必要です。
(3)水が流れている場合、誤接続が疑われます。排水設備指定工事店に連絡してください。
※排水設備指定工事店は、市HPでご確認ください。
「ます」…排水管の合流部分などごみがたまりやすい場所に設置し、掃除や点検をしやすくするもの。
「汚水ます」…宅地内に設置されたます。
「公共ます」…汚水管と公共下水道管をつなぐ最終ます。
〔詳細は本紙またはPDF版をご覧ください〕
問合せ:下水道課
【電話】055-948-2920
<この記事についてアンケートにご協力ください。>