このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします
■相手のことが好きなのに怖いと思ったり、顔色を気にしてビクビクしていませんか?
◆デートDV
デートDVとは、交際中の恋人同士の間で起こる暴力のことで、主に中学生や高校生、大学生など、若い世代に多く起こっています。
加害者は、「好きな人を独り占めしたい「恋人なら、相手は自分の思い通りに動くのが当然」などと考え、暴力を使って支配や束縛、コントロールをしようとします。
▽質問
あなたは交際相手から暴力を受けたことがありますか
内閣府が20歳以上を対象に行った調査では、女性の約6人に1人、男性の約12人に1人、20~39歳の若い世代では、女性の約4人に1人、男性の約7人に1人が、交際相手から暴力を受けたことがあると答えています。
[女性]
20歳以上の約6人に1人が経験:ある…16.7%
20~39歳の約4人に1人が経験:ある…27.2%
[男性]
20歳以上の約12人に1人が経験:ある…8.1%
20~39歳の約7人に1人が経験:ある…14.9%
※男女間における暴力に関する調査(令和2年度内閣府男女共同参画局)
◆デートDVには、さまざまな種類があります
▽身体的なもの
・殴る、蹴る
・髪を引っ張る
・首を絞める
・突き飛ばす
・相手に向かって物を投げる
▽性的なもの
・性行為を強要する
・避妊に協力しない
・裸や下着姿の写真を撮る
・アダルトビデオを見せつける
▽経済的なもの
・借りたお金を返さない
・デートのお金をいつも払わせる
・高いプレゼントを要求する
・お金を貢がせる
▽精神的なもの
・相手のスマートフォンをチェックしたり、勝手に連絡先を削除する
・自分を最優先しないと怒る
・思い通りにならないと、相手のせいにする
・大声で怒鳴る、脅す
・「別れるなら死ぬ」と言う
・出掛けることや交友関係を制限する
◆なにかおかしいと感じているのに我慢していませんか
・自分が悪いのかも
・優しい時が本当の姿のはず
・相手の愛情表現の一つかも
・自分だけは相手を理解しなければ
・付き合っているなら当たり前
・嫌われたくない
◆当てはまるものがあれば、「要注意」
▽服装や髪型を指示する
「僕の好みに合わせてね」
(スカートをはきたいし、髪の毛を伸ばしたいのに)
▽すぐにメールを返信しないと怒る
「メッセージを送ったらすぐに返信してくれないと不安だよ」
(こまめに行動を報告するのは、監視されているようで疲れる)
▽いつも一緒にいるのが当たり前
「毎日一緒に登下校するのは当たり前だよね」
(アルバイトをやりたいし、友達と遊びたい日もあるんだけど)
▽どこでもイチャイチャする
「愛し合っているんだから恥ずかしがることないでしょ」
(知り合いに見られるのは嫌なんだよな)
◆デートDVを受け続けるとこころや体、人間関係にさまざまな影響が出ます
・自分に自信が持てない
・体調が悪い
・異性と会うのが怖い
・自分を大切にできない
・人付き合いがうまくいかない
・他人を信じられない
・学校や職場へ行けない
■一人で悩まず相談を
専門の相談員が、あなたが安全に過ごすための方法を一緒に考えます。
・福祉総合相談課(DV・女性の相談)【電話】22-1143
・男女共同参画センター【電話】22-0343
・あざれあ女性相談【電話】055-925-7879
・あざれあ男性相談【電話】054-272-7880
・富士宮警察署【電話】23-0110
・静岡県女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)【電話】054-286-9217
・女性の人権ホットライン【電話】0570-070-810
・DV相談ナビ【電話】#8008
・DV相談プラス電話︎=0120-279-889
※チャット相談・メール相談については、本紙に掲載の2次元コードを読み取ってご覧ください。
※緊急の場合は【電話】110番へ
■女性に対する暴力をなくすために
毎年、11月12日(日)~25日(土)は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
◇市役所庁舎ライトアップ
女性に対する全ての暴力をなくし、被害者に「一人で悩まず、まずは相談してください。」というメッセージを込めて、市役所庁舎を紫色にライトアップします。
場所:11月10日(金)〜16日(木)
◇相談時間延長
女性の人権ホットラインへの相談時間を延長します。
日時:11月15日(水)~21日(火)
平日…8:30~19:00
土・日曜日…10:00~17:00
その他:通常は、平日8:30~17:15に相談できます。
問合せ:静岡県人権擁護委員連合会
【電話】0570-070-810
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