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令和4年度決算 知りたい!御前崎市の財政(3)

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静岡県御前崎市

【3】財政は健全?今後も大丈夫?
地方公共団体の財政の健全性を判断する5つの指標があります。指標は、2つの基準があり、1つ目の「早期健全化基準」を超えると市が財政の健全化を図るための計画を立てて、自主的に健全化に努める必要があります。さらに悪化し、2つ目の「財政再生基準」を超えると市が財政再生計画を立て、国の関与を受けながら財政を再生する必要があります。御前崎市は、いずれも令和4年度末時点では、健全とされる範囲内となりました。

〈健全性を判断する指標〉

◆御前崎市の持続可能な財政運営を目指して

御前崎市の市税の割合は、固定資産税のうち償却資産からの税収が多くを占めています。しかし、償却資産は経年によって資産の価値が減少し、それに伴い税収は年々減少していきます。そのため、平成18年度には115.6億円だった税収は、令和4年度に70.3億円まで減少し、今後も税収は減少していく見込みです。
近年では、平成18年以前の行政サービスの水準を維持するために、借入金や貯金を取り崩しながら行財政運営をしています。しかし、借入金の増加は将来的に返済する歳出負担が重くのしかかり、貯金の取り崩しが続けばいずれ底をつきます。
持続可能な行財政運営をするためには、過度に借入金や貯金に頼り続けることはできません。また、病院などの生活インフラを維持するための負担も大きくのしかかっています。その他にも、これから耐用年数を迎える公共施設が数多くあり、負担は増加し続けます。
今後は何に税金を使うべきか、事業の選択や集中をすることが大切になります。限られた資源のなかで、行政サービスの運営をどのように維持していくのか、市民の皆さまと一緒に考えて選択していかなければなりません。

問合せ:財政課
【電話】0537-85-1112

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