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自治体の皆さまへ

6月4日〜10日は歯と口の健康週間です

10/19

静岡県御殿場市

歯と口の健康について、第一歯科医院の杉山先生にお話を伺いました。

●今一度考える「むし歯の治療」とは
コロナ禍において、長い間自粛生活が重なり、「以前までは定期的にメンテナンスに行ってたのに最近行けてないな」、「そろそろ行かなきゃ」と思っている人も多いのではないでしょうか。
コロナ禍以前の生活を少しずつ取り戻すにあたり、むし歯の治療について書きたいと思います。
つい10~15年前の歯科治療と言えば『削って詰める』で、患者様もむし歯は削って詰めれば治ると考えられてました。
しかしそれではむし歯を作ってしまった人自身のホームケア不足や食生活の乱れなど変わらない理由で再発してしまいます。
修復治療では歯が萌(ほう)出した時のように元に戻してはくれませんし、いってみれば「道具」です。
口腔内の何千万何億といる細菌の中では、その道具が何十年も機能し続けるほうが奇跡と言えます。
従って、むし歯に対する望ましい対応とは、歯の穴を修復するのではなく、その背景にある疾患の本質の部分を改善することが重要と考えられます。
つまり、昔はむし歯の本質を『歯にできた穴』であると考えられたものに対して、現在では『むし歯病変を生じさせた口腔内環境』と考えられているのです。
この10年で歯科治療の本質が治療から予防へと大きく変化してきています。
口の健康を維持するために、歯医者に定期的に通い検診やメンテナンスを受けていただくことをお勧めします。

問合せ:健康推進課
【電話】82-1111

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