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自治体の皆さまへ

~食事・治療・歯・薬・介護を考える~教えて!健康のコツ

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静岡県掛川市

掛川市介護支援専門員連絡協議会 その45

■湿度が高い季節は菌の繁殖に注意しましょう
○私たちの体の中と外には菌が想像以上にいます
体内の菌は腸内だけでも約1000種類、600〜1000兆個で総重量1キロ程度と言われています。生きている限りさまざまな菌(微生物)と人間は共存しています。しかし、菌には、人間にとって有益なものから有害なものまであります。カビや細菌などもさまざまな種類があります。健康を保つには菌と上手に付き合うのが重要です。

○バイ菌が一番多いのは台所
住宅でバイ菌が一番多い場所は台所です。中でも布巾・スポンジ・まな板・包丁です。適度な水分と菌のエサがある繁殖しやすい環境になっていて、菌の増殖を促してしまいます。スポンジは絞って天日干しや電子レンジでチン(60℃以上で3分程度)、包丁は柄の部分の隙間を綿棒で掃除をすることで対策できます。また、天気の良い日に、太陽光の殺菌効果を利用した食器の乾燥も効果的です。

○トイレ(排泄後)はふたを閉めて流すだけで菌を減らせる
排泄後は便座の上25センチくらいまで菌が浮遊しており、90分たった後でも残りやすくなっています。流してからふたをするのではなく、ふたをして流すことで菌を減らせます。これから湿気が多くなる季節にふたを開けたままにしていると湿気でカビが繁殖しやすいので、普段より意識してみることが衛生的です。

○就寝中の汗は寝具などのカビの原因に
カビは0〜40℃で生息し25〜28℃で繁殖しやすいです。そして、湿度が高ければより生育環境が整います。カビによる病気は肺炎・白癬菌・食道炎や胃腸炎などがあり、アレルギーでは喘息・アトピー・鼻炎などの病気を引き起こす恐れがあります。
また、布団を押し入れにしまうときにもカビに注意が必要です。就寝中に汗をかき、塩分は0.6〜0.9%含まれていて空気中の水分を吸収し布団は重くなります。布団を押し入れにしまうときにすのこなどを置いて、壁面から離すことで予防となります。実践してみてはいかがでしょうか。


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問合せ:掛川市介護支援専門員連絡協議会事務所(さやの家ケアサポートセンター)
【電話】21-1340

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