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~食事・治療・歯・薬・介護を考える~教えて!健康のコツ

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静岡県掛川市

中東遠総合医療センター その26

■いざというときに〜手足のきずの応急処置〜
◇まずはきれいに洗いましょう
きずができてしまったときは、細菌の繁殖を防ぐために、まずはじめに患部を水道水できれいに洗うことが重要です。消毒薬はからだの正常な細胞も傷つけてしまうことがあるため、必ずしも必要ではありません。痛みが非常に強く、洗うのが難しい場合や出血が多いときなどは無理に洗わなくても結構です。

◇次に止血しましょう
きずをきれいに洗えたら、次はきずぐちに清潔な布やタオルをあて、上から押さえつけて止血します。手や足の細い血管であれば、通常は5〜15分ほどで出血を止めることができます。
指のきずの場合に、指の根元を輪ゴムで締めつけて止血をする方法は、指にダメージを与えるためおすすめできません。上から押さえても出血の勢いが止まらない場合には急いで医療機関を受診しましょう。

◇応急処置ができたら医療機関へ
5ミリ以下の小さなきずは縫合せずに治すことが可能ですが、手足には皮膚の下の浅いところに大事な神経や腱、血管などが通っているため、小さなきずでも医療機関を受診していただく方が安心です。また、指先は血の流れが豊富なため、スライサーで少し切っただけのきずでもなかなか血が止まらないことがあります。
きずの処置はけがをしてから早いうちに行った方がよく、一般的には、けがをして処置までに6時間ほど経過すると、きずが細菌に感染する危険性が高くなります。特に犬や猫などの動物にかまれてできたきずなどは、たとえ小さいものでも菌の繁殖力が非常に強く、抗生物質の飲み薬が必要となるため、必ず早めに医療機関を受診しましょう。

◇爪や指が取れてしまったら
万が一、けがで爪や指が取れてしまった場合には、状態がよければそれを使った治療ができるため、可能な限り病院にお持ちください。取れてしまった指は、うすいビニール袋に入れ空気を抜き、袋の上から氷水で冷やしてお持ちいただけるとなおよいです(氷や保冷剤で冷やすと凍傷になってしまうことがあるため、冷たい水が最適です)。

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問合せ:中東遠総合医療センター
【電話】21-5555

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