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令和5年度 町政地区懇談会 河津町の将来を語ろう

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静岡県河津町

町民の声を町政に反映させるため、町長が地域に出向き直接町民と対話を行う「町政地区懇談会」を開催しました。
これからの町に何が必要なのか、何ができるのか、河津町の将来について意見交換を行いました。
懇談会の報告説明事項、議事録は、町のホームぺージに掲載しています。

新年度のまちづくりと予算について説明後、参加者との意見交換が行われました。参加者からの質問に岸重宏町長をはじめ、担当課長らが答えました。内容を抜粋して紹介します。

■旧南中跡地利用について
Q:今から要望できるのであれば、安全に乗降でき雨にも対応できる「バスポケット」の設置を提案したいです。2台のバスが縦列で停車できるバスポケットがあれば上下線のバス停を両方建物側に設置して、利用者の人も便利に買い物ができるのではないでしょうか。

A:今の計画では住民の方が休憩できるスペースの設置を事業者が予定しています。通行量が多いのであれば、私も便利だと思いますので、ご意見の一つとして受け取ります。民設民営で動かすことになるので、このような意見が出たということを事業者にも伝えたいと思います。

■バガテル公園について
Q:バガテル公園の管理者が町から指定管理者に変わりました。今後オランジェリーを借りたい場合、これまで町民は無料でしたがレンタル料は発生するのでしょうか。

A:オランジェリーの使用については、町民について原則町が支払うということになっています。事業者の方で使用したい日に別のイベントをやっているなどの支障がなければ特に問題はないかと思います。申し込みについてもバガテル公園へ相談をお願いします。

■防災公園について
Q:何年か前に防災公園整備事業で防災公園が造られるという話を聞きましたが、進捗はどのようになっていますか。

A:防災公園については、峰温泉から逆川への途中の旧花泉園跡地を町が取得し、伊豆縦貫道発生土を使用して埋めて、その上に防災公園を造ろうという計画です。
大変規模の大きい事業のため、さまざまな申請や調査が必要になっています。現時点では工事には入っていませんが、調査事業を進めている段階です。

■伊豆縦貫道について
Q:これまで河津町を通って海岸線へ行っていた人が結構いたと思います。伊豆縦貫道の開通に伴いどれぐらいの人が伊豆縦貫道を利用し、河津町へどれぐらいの人が来てくれたか、把握していますか。

A:河津、下田間の河津七滝ICから河津逆川IC間の約3kmが部分開通しました。国土交通省の5月3日の交通量調査によると、約4割が縦貫道を使って下田へ行くのではないかという話です。一方で、国道135号から国道414号へ向かう交通量が3%増えたといわれています。
部分的な開通により、影響を受けている方がいることは認識しています。町としては、どこで降りても周遊できるような仕組みが重要だと思っており、県や国のアクセス道路の整備に協力をお願いしたいです。
また、河津町に降りてもらうためには目的となるようなものが必要です。近隣市町や民間事業者と連携した取り組みが重要だと考えます。ただ、何よりも天城峠区間の早期開通が大きな鍵となり、そのために予算要望や行事への協力、国会議員への働きかけなど取り組むことが必要だと思っています。

■旧東・西小学校利用について
Q:現在使用していない校舎のこれからの計画はどのようになっていますか。

A:旧東・西小学校については、不特定多数の人が使用する場合、道路幅の法的規制があるという点が問題になっています。今年から公共施設整備検討委員会を設け、跡地について検討を始めています。

Q:公共施設整備検討委員会が設けられましたが、現状どのようになっているのですか。

A:公共施設整備検討委員会には、各関係機関、民間事業者の人が入っています。金融機関や町内観光施設、宿泊施設、交通事業者、地区の代表による15人程度から構成されています。どのような目的で旧東・西小学校を利用していくことが良いのか、それらを含めて道路幅の規制についても検討し、サウンディング方式※を取り入れることにしました。これにより民間企業の意見を取り入れて事業を検討しようという計画です。今後、県が開催するサウンディング事業にも参加し、議論を進めたいです。
※サウンディング方式…民間事業者との対話を通じて広く意見や提案を求めること

■町内設備について
Q:壊れてしまった河童橋は上峰側はきれいになっているが、大堰側はいつきれいになりますか。崩落した橋の撤去についてはどう考えていますか。子どもが泳ぐ際に危険だと思います。

A:大堰側の工事は今年度予定しています。また、橋の撤去については、撤去が困難であり、河川断面に影響がないため現状で管理していきます。飛び込むことは以前より推奨しておりません。遊泳については問題ないと考えます

■プロモーションについて
Q:昨年の大河ドラマでは、河津町にゆかりのある施設もあるように聞いていましたが、残念ながら河津町が取り上げられることはありませんでした。昨年は川端康成さんの節目の年でもありました。町ではどのようにリサーチして、誘致して、プロモーションしているのか伺いたいです。

A:町だけでなく観光事業者とともに取り組んでいかないといけないと思っています。今年シティプロモーションという「町を宣伝する仕事」をDMM.comの方に来てもらい外から見た意見を聞きながら行いたいです。
また、これから、観光客を含む関係人口をいかに作るか、という部分が大事です。これからは、PRを観光だけでなくさまざまな面で河津を好きになってもらい関係人口創出につなげていきたいです。

皆さんからのご意見は、今後の町政の参考にしていきます。ご参加ありがとうございました。

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