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市長メッセージ〈171〉

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静岡県熱海市

■警戒区域の解除
熱海市長 齊藤 栄

4月の中旬、伊豆山土石流災害の被災者の皆様を対象に説明会を開きました。法律に基づいて、立入り禁止としていた警戒区域の解除が大きなテーマです。
この3月に国の直轄事業による砂防ダムが完成し、5月末には静岡県による源頭部の不安定土砂の撤去が見込まれることから、本年9月1日を警戒区域の解除予定日として設定しました。これにより、9月から、被災地域への帰還が可能になります。
しかしながら、警戒区域が解除になっても、帰還を望まれるすべての方がすぐに帰れるわけではありません。居住するには、電気、ガス、上下水道といったライフラインの整備が必要ですが、修繕をすれば戻ることのできる家のライフライン整備率は、9月1日で約7割にとどまります。また、住むために必要な自宅の補修などを各自で行っていただく必要があります。
市は、被災者の皆様のさまざまな声を踏まえ、生活再建を後押しするための各種の支援策を用意いたしました。例えば、引越しや自宅の修繕などで発生する費用の助成や、住宅再建のための借り入れに対する利子助成などです。
4月から、総合窓口として「被災者支援室」を新たに設けました。一日も早く、ひとりでも多くの皆様に住み慣れた伊豆山の地へ戻っていただけるように、あるいは、新たな生活がスタートできるように、市は全力を挙げて取り組んでまいります。

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