市長メッセージ〈173〉

15／20

■お祭りが再開します!
熱海市長　齊藤　栄
新型コロナウイルス感染症の影響で、この3年以上の間、さまざまな行動制限がありました。しかし、5月8日を区切りに、この感染症の法的な位置づけが変わり、神社などによる地域のお祭りや関連行事も元の姿に戻りつつあります。
このことは、特に観光地である熱海市にとって大きなことです。なぜなら、地域に根差したお祭りの開催は、多くの観光客を地元に呼び込み、大きな経済効果をもたらすからです。これは熱海を含む伊豆半島、そして全国的にも言えることです。
また、お祭りの大切な役割に、地域の伝統・文化の継承があります。昔から脈々と引き継がれた踊りやお囃子は、その地域のアイデンティティそのものです。お祭りの開催が長い間中止になったりすれば、それらが引き継がれず、再開しようにもできない状況になってしまう可能性があります。

さらに、お祭りは地域をひとつにする重要な行事でもあります。人と人とのつながりが希薄になり、地域コミュニティが崩壊しつつあると言われている昨今ですが、子供から高齢者まで幅広い年代の人々が力を合わせて、地元への愛着と誇りを再認識する大切な機会になっていると考えます。
七月は来宮神社のこがし祭りをはじめ、南熱海・網代・初島で夏祭りが賑やかに行われます。新型コロナ対策には引き続きご留意いただきながら、お祭りを大いに楽しんでいただきたいと思います。