市営温泉のあるまち「熱海」

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◆全国でも珍しい市営温泉
全国でも珍しく市営で温泉供給事業を運営しているため、ホテルや旅館だけでなく、自宅や別荘にも温泉を引くことができます。
昭和11年に事業認可を受けて発足した町営温泉は、翌年に市制施行と同時に市営温泉として運営を開始しました。
当初は温泉を旅館へ効率よく供給することを目的に発足しましたが、現在は旅館や保養所などへ供給すると共に、一般家庭にも供給しています。

◆市営温泉の現状
市営温泉は、泉地区、熱海地区、南熱海地区で温泉の供給をしています。
市営源泉の数は休止などを含めて59箇所あり、高温で湧出量が豊富な源泉が多くあります。しかし、良好な源泉は設備の維持管理の面では経費のかかる源泉であるとも言えます。
特に塩化物イオンが多く含まれる塩化物泉は、保温効果に優れ疲労回復はもとより温泉療養に適していると言われていますが、スケール(湯の華)と呼ばれる含有物がポンプや配管に付着しやすく、設備の劣化が早くなります。
現在、市の温泉施設は老朽化が進み修繕が必要なものばかりですが、財政上の問題からその全てを改修する余裕がないのが現状です。

◆経営健全化に向けた主な取り組み

今後も市営温泉の安定供給を維持するため、老朽化した施設の効率化を考慮した更新や適切な維持管理を行い安定した事業運営に努めます。