文字サイズ
自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ(2)

2/21

静岡県熱海市

■熱海市議会
議長
川口 健
◆「安心して生活できる街、熱海を目指して」
年頭にあたり謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は本市議会の活動に際しまして、格別のご理解とご協力を賜わりましたことに衷心より厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、世界中で地域紛争が繰り返され、現在もその状況は続いており、ロシアがウクライナへ侵攻して始まった戦争は既に1年10カ月にもおよびます。このような行為は国際平和と秩序を脅かすものであり、断じて許すことはできません。一刻も早く世界平和が訪れることを切に願っております。
こうした国際情勢の中でありましたが、静岡県が昨年の「東アジア文化都市」に選定された1年でもありました。年間を通して日中韓3カ国の文化交流事業が県内各地で開催されました。
本市におきましても、10月に「東アジア文化都市2023in熱海」を開催し、熱海芸妓衆の方々が「華の舞」を韓国の全州交流団と共演するなど、両地域間の友好親善が図られました。
本市ではこうした貴重な機会を捉えることで、この国家的プロジェクトの根幹に込められた世界平和への想いを深めると共に、人と文化の交流が大いに進んだ1年となりました。
また他方では、コロナ禍からの脱却を契機として、社会・経済活動の正常化が進みました。
本市では、生活支援と事業継続を後押しするための生活応援クーポンの販売や、交流人口などの拡大に向けたJTBとの包括連携協定の締結、インバウンド誘致に向けた台湾旅行博への出展などが実施され、アフターコロナの反転攻勢が進みました。若い世代を中心とした観光客が戻り、観光地熱海の賑わいを取り戻しつつあると感じた1年でもありました。
大変明るいニュースも届きました。大相撲2場所連続で優勝争いを繰り広げた熱海富士関や、泉小中学校出身で駒澤大学陸上競技部主将の鈴木芽吹選手の活躍は、私たち市民に大きな感動をもたらしてくれました。
今年は、伊豆山土石流災害からの復興を引き続き最優先で進める一方、観光ではインバウンド戦略としての新たな観光コンテンツの造成や、糸川あたみ桜ライトアップに合わせたイベント展開など、大きく期待のできる施策が進もうとしています。
また、地域づくりの分野では旧網代小学校の地域拠点としての整備が進められており、活力ある地域共生社会の実現に向けた動きが期待されます。
市議会といたしましても切磋し、市民の皆様の期待に確実に応えてまいりたいと決意を新たにいたしております。皆様の温かいご支援を、今年も市議会に賜りますよう切にお願い申し上げます。
今年1年の市民の皆様の健康とご多幸を心より願い、新年のご挨拶といたします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU