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日出る熱海レモン物語(1)

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静岡県熱海市

■レモンの今の物語
〈注目〉国産レモン発祥の地である熱海で高校生たちのレモンを通じたチャレンジ

熱海高校の生徒による「この木?なんの木?レモンの木!プロジェクト」をご存知でしょうか?
今年、初島での植樹などがメディアに掲載されたので、ご存知の人も多いかもしれませんが、その始まりは意外な所からでした。

◆観光だけに左右されない豊かな熱海を目指して
ちょうどオリンピックに向けて日本中が賑わい、熱海の観光がV字回復と言われていた平成31年に、熱海高校の授業内で生徒たちが熱海の未来を考えた際に、こんな意見が出されました。
「熱海にとって観光は大切だけど、観光だけでまちの景気が左右されてしまうのは大丈夫なのかな?」

◆地域の資源で地域を支える
そこで熱海高校の生徒が考えたのが「地域にある資源で地域を支える」というアイデアでした。
熱海の資源をリサーチする中で、生徒たちが着目したのが、まだあまり注目されていなかった熱海発祥のレモンでした。
熱海が発祥といわれながらも、まだその認知度も低く、生産量も少ない状況でした。そこでまずは広島県との連携から始め、熱海市内外の認知度を上げるために、植樹や地域の商店と連携した商品開発などを行いました。

◆今後に向けた活動
熱海高校の取り組みは着実に広がりを見せ、活動を知った地域の企業からの提案などもあり、令和4年にはACAOFOREST・山本様農地・リゾーピア熱海に植樹を行い、令和5年にはPICA初島での植樹だけでなく、国産レモン発祥の地のPRとして、富士急グループと共同した取り組みも始まりました。
現時点でのこの取り組みのゴールとしては、国内のレモン栽培関係者を集めた「レモンサミット(レモン祭り)」の開催となっていますが、そこまでには、まだ多くの課題があります。
たとえば、熱海ならではのレモンの商品開発を行うには、熱海市内におけるレモンの生産量が足りないことです。またサミットなどのイベント開催には、開催するための専門的な知見やノウハウを生徒が学ぶ必要があります。
このように、多岐にわたる課題の解決に向けて、地元企業と連携しながら、生徒の学びの題材にすることを試みている熱海高校のこちらのプロジェクトは、生徒たちの実践的な学びという観点だけでなく、地域課題の解決という点からも非常に魅力的な取り組みとなっています。

■熱海高校からのお願い
熱海高校ではこの取り組みのパートナーを募集しています。もしご協力いただける企業様がいらっしゃいましたら、「この木?なんの木?レモンの木!プロジェクト」までご連絡ください。

熱海高等学校教務課
【電話】0557-68-3291

▽熱海高校のWebサイトはこちら
※広報紙掲載のQRコードをご覧下さい。

※詳しくは広報紙P4をご覧下さい。

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