■令和6年度がスタートしました!
熱海市長 齊藤 栄
新年度が始まりました。新型コロナの感染拡大から約4年、伊豆山土石流災害の発災から約3年が経ち、令和6年度は熱海が躍進していくための節目であり転換点となります。新年度の施政方針の柱は次の二つです。
一つ目の柱は、伊豆山被災地域の復旧・復興の加速です。昨年9月に警戒区域が解除され、年明けの1月に岸谷2号線の工事に着手しました。逢初川の工事を行う静岡県と連携しながら、市道を再整備するとともに、消防団第4分団詰所や(仮称)伊豆山地区コミュニティ防災センターの整備を進め、一日も早い復旧・復興を目指します。
二つ目の柱は、熱海2030ビジョンの再始動です。熱海の持続的発展を目指した熱海2030ビジョンを平成30年に掲げましたが、その後に起こった新型コロナの感染拡大、そして伊豆山土石流災害への対応を最優先に取り組んできました。現在、新型コロナの行動制限が無くなり、また、伊豆山の復旧・復興が着実に歩み始めたことで、2030ビジョンを再始動できる環境が整いました。
先日、静岡県で初めてとなる、「宿泊税条例」が議会承認を得ました。宿泊税は2030ビジョンにおける「観光・経済の活性化」の核となる施策です。これまでも、重層的支援体制整備事業や地域コミュニティの活性化施策などを進めておりますが、今後、「教育・福祉の充実」「仕事・くらしの変革」の新施策についても、さらに積極的に取り組んでまいります。
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