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自治体の皆さまへ

「市内の頑張る人・輝いている人を紹介します」Face of きくがわ No.54

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静岡県菊川市

■男女共同参画週間キャッチフレーズ最優秀作品賞受賞 戸塚俊作(しゅんさく)さん
『無くそう思い込み、守ろう個性みんなでつくる、みんなの未来。』

○プロフィール
戸塚俊作さん(島川)
平成17年生まれの17歳。掛川西高校3年生。
趣味は自宅の畑で飼う烏骨鶏の世話をすること。

◇今年度のキャッチフレーズに
令和5年1〜2月にかけ、内閣府男女共同参画局が15〜20歳の『ユース世代』を対象に、男女共同参画週間を広く周知するためのキャッチフレーズを募集しました。審査の結果、応募総数4326点の中から、市内在住の戸塚俊作さん(17歳)の作品「無くそう思い込み、守ろう個性みんなでつくる、みんなの未来。」が最優秀作品に選ばれました。
戸塚さんは、受賞の連絡をもらった時のことを、「一生懸命考えて応募しましたが、まさか自分が選ばれるとは思っていませんでした」と、喜びより驚きの方が大きかったと振り返ります。

◇地域活動での気付き
「日頃から、できることがあればなんでも挑戦していて、今回もその1つとして応募しました」と話す戸塚さん。男女共同参画について考えるようになったきっかけとして、地域活動での気づきを挙げてくれました。戸塚さんは高校2年生の時、菊川市市民協働センターが主催する「高校生まちづくりスクール」に参加してから、地域活動に積極的に参加しています。「学校生活の中では、男女の差を感じることが少なく、男女共同参画について深く考えたことはありませんでした。しかし、地域活動に参加した際、活動の場に男性しかいないことに気が付きました。もし、性別を理由に参加したいのに参加できない人がいたらと考えると、そういう社会でいいのだろうかと、疑問に思いました」と話します。

◇性別に捉われない未来へ
キャッチフレーズの中で一番のこだわりは、「思い込み」という言葉だと話す戸塚さん。「昔のテレビ番組を見ると、男性だからこう、女性だからこうという思い込みを感じることがあります。現代はかなり少なくなっていると思いますが、世代間交流をする中で、『思い込み』が残っていると感じる機会があります。このキャッチフレーズを通して、多くの人に『ユース世代』の意見を感じてもらいたいです。また、誰もが性別に捉われずにやりたいことができ、やりたくないことはお互いにサポートできる未来になってほしいです」と、希望の未来を話します。
戸塚さんは、6月24日に栃木県で開催される『男女共同参画社会づくりに向けての全国会議』で表彰を受け、キャッチフレーズに込めた思いを1分間のスピーチで披露する予定です。「多くの人にわかりやすく男女共同参画の重要性を伝えられるよう頑張ります」と最後に意気込みを話してくれました。

■6月23日(金)~29日(木)は男女共同参画週間
すべての人が家庭で、学校で、職場で、地域で、個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、みなさん一人ひとりの取り組みが必要です。この機会に、男女共同参画について考えてみませんか。
※詳細は内閣府男女共同参画局ホームページをご覧ください

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