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【特集】生活のなかにスポーツの楽しみと活力があるまち(2)

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静岡県菊川市

■わたし×スポーツ
スポーツの関わりや楽しみ方は人それぞれ。ここでは、生活の中でスポーツを楽しんでいる皆さんにインタビューしました。

○友達が増え、大きな声であいさつができるようになりました
大石健人(けんと)さん(打上)
大石健人さんは、市内の野球スポーツ少年団でチームのキャプテンを務めています。野球の体験活動に参加したことをきっかけに、小学2年生の時入団しました。現在小学6年生で、スポーツ少年団での活動は最後の1年。「県大会に出場し1勝する」という目標を掲げ、日々練習に励んでいます。
「野球を始めてから体力がついて友達も増えました。練習がない日でも、一緒に公園で野球やゲームをして遊んでいます」と話す大石さん。日頃からスポーツで出会った仲間たちと楽しい時間を過ごしているそうです。また、「あいさつは監督から厳しく指導されていて、普段から地域の人に大きな声であいさつをしています」と、体力面だけでなく、人間力が身に付いたと教えてくれました。

○みんなで集まって活動できることが、何より楽しいです
翡翠(ひすい)の会 メンバーの皆さん
シニアクラブに所属する「翡翠の会」は、現在21人の女性メンバーが、月に2回程スポーツ活動を楽しんでいます。市内で開催されるグラウンドゴルフや輪投げなどのスポーツ大会に参加し、優勝を目指して、メンバー全員で練習に励んでいます。
6月に開催された市内グラウンドゴルフ大会で入賞した塩沢香代子(かよこ)さん、内藤すみ江(え)さん、北山千鶴子(ちづこ)さん、沖野友美子(ゆみこ)さんは、「翡翠の会のメンバーは運動が好きで活動的な人が多いです。活発なメンバーと一緒に活動することが何より楽しく、ストレス発散になります。また、出前行政講座を活用して、ボッチャやペタボードなど初めてのスポーツに挑戦できることも刺激になります。今後もみんなで仲良く活動を続けたいです」と、笑顔で話してくれました。

○頭脳×体力のトレイルO(オー)で世界1位を目指しています
山口拓也(たくや)さん(平尾)
山口拓也さんは、トレイル・オリエンテーリング(以下トレイルO(オー))の選手として、15年前から世界を舞台に活躍しています。今年7月にはチェコで開催された世界大会に出場。今回の世界大会は、6度目の挑戦となりました。
トレイルOは、アウトドアスポーツである「オリエンテーリング」の一種で、地図と現地を照らし合わせながらコースをたどり、その間にある問題にいくつ答えられるかで勝負を決める競技です。タイムではなく正解数を競うため、車椅子など移動が不自由な人や、高齢の人でも分け隔てなく参加できます。
大学でオリエンテーリング部に入部したことがきっかけでトレイルOと出会った山口さん。「地図と現地を見比べて、地図が読めたと実感できる瞬間がうれしいです。算数の問題が解けた時の感覚と似ています」と、競技の魅力を話します。
地図の読解力や距離の感覚が重要となってくるトレイルO。山口さんは、普段会社に勤務しながらトレーニングを続けています。「日頃から地図を見て、自分だったらどう問題を設定するかを考えています。また、見えた物の長さや距離がつい頭に浮かんできてしまうこともあります」と、生活の中でも競技と向き合っています。また、「競技中は2時間程動き続ける必要があります。デスクワークをしているので、体力づくりのため意識して歩くようにしています」と、日頃の努力を明かしてくれました。
最後に、今後の目標について伺うと、「世界1位になることです」と力強く話してくれました。
※オリエンテーリングの詳細は、県協会ページをご覧ください。

■市民の皆さんのスポーツ推進に取り組む市スポーツ協会と市スポーツ推進委員それぞれの代表者にお話を聞きました。

○NPO法人菊川市スポーツ協会 岩水素江(もとえ)会長
私たち市スポーツ協会は、市民に対してスポーツの振興を図る各種事業を展開し、健康増進、体力および競技力の向上、青少年の健全育成に寄与することを目的として活動しています。今後、スポーツ振興計画を基に体育館の修理が進められます。利用者の意見を取り入れた使いやすい体育館となるよう、私たちも意見を出し合っていきます。
昨今、高齢化が進む中、身体の痛みなどを理由にスポーツ活動から離れてしまう人を目にします。生涯健康な人生を送るためにぜひ、皆さんの生活の中に「スポーツの継続」を取り入れていただきたいです。
※生活の中に「スポーツの継続」を取り入れていただきたいです

○菊川市スポーツ推進委員 安藤正樹(まさき)委員長
私たち市スポーツ推進委員は、市民の皆さんの健康維持のため、スポーツイベントの企画・運営をしています。スポーツは、難しい技術や体力が必要なものばかりではありません。歩く、ボールを投げるだけでもスポーツです。私たちが企画するイベントでは、柔らかいボールを使用したり、ローカルルールを取り入れたりと、多くの人が楽しめるような工夫をしています。
今後も菊川市が「健康で明るいまち」となるよう、年齢関係なく誰もが気軽にスポーツを楽しんでもらえるイベントを企画していきます。皆さんもぜひ参加して、スポーツを楽しんでください。
※誰もが気軽にスポーツを楽しめるイベントを企画します

問合せ:社会教育課スポーツ振興係(中央公民館内)
【電話】73-1118

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