市では毎年、予算・決算などの財政状況を公表し、市民の皆さんから納めていただいた税金がどのように使われているのかをお知らせしています。今回は、令和4年度決算の概要などをお知らせします。
※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため各項目の和は合計額と一致しないことがあります。
【1】一般会計
一般会計は、保健・福祉・ごみ処理・道路や防災施設の整備など、市民の皆さんの暮らし全般に関わる事業に使われる会計です。
令和4年度の一般会計では、予算額408億8,284万円に対し、歳入決算額が398億4,840万円、歳出決算額が378億3,415万円となりました。(歳入:前年度比16億7,086万円の減、歳出:前年度比20億3,335万円の減)
※歳入・歳出総額の減は、国の新型コロナウイルス感染症に係る事業の縮小などに伴うものです。
■歳入
歳入の38.7%を占める市税は、製造業を中心に経済活動が正常化したことや新型コロナウイルス感染症に係る減免措置の終了を受け、法人市民税や固定資産税などが増加し市税全体で3.3%の増となりました。歳入総額では前年度比4.0%の減となりました。
■歳出
新型コロナウイルス感染症対策事業や物価高騰対策支援事業のほか、脱炭素社会に向けたごみの分別やリサイクルの推進事業、子育て世帯の利便性向上を図る連絡メールシステムの導入をはじめICT活用事業などに取り組みました。歳出総額では前年度比5.1%の減となりました。
◇令和4年度の主な事業
・「2050ゼロカーボンシティふくろい」ロゴマークが決定
・海のにぎわいプロジェクトキックオフイベント「海プロフェスタ」の開催
・「フクロイエキマチフェスタ」の開催
・移住交流ポータルサイトの開設
そのほかにも…
・「5330運動」の開始
・個性診断に基づく絵本照会サービス実証事業
・ふくろいみらeフェア など
◇市民1人当たりの金額
一般会計の歳出額378億3,415万円を令和5年3月31日現在の人口88,278人で割ると、市民1人当たり約428,580円が使われた計算になります。
【2】特別会計
特別会計は、国民健康保険や介護保険、駐車場など特定の事業のために、一般会計と区別して使われる会計です。
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