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《特集》2月22日(水)新規市指定有形文化財 木造四面女神像、木造随身像

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静岡県裾野市 クリエイティブ・コモンズ

茶畑浅間神社(茶畑756番地3)に伝わる彫刻「木造四面女神像(もくぞうしめんじょしんぞう)」(一躯)「木造随身像(もくぞうずいしんぞう)」(二躯)を、2月22日(水)に新たに市の有形文化財として指定しました。

◆木造四面女神像
像の高さ:23.0cm
顔を前後左右の四面に配する、全国的にも珍しい女神像です。頭髪などは墨書きで表しています。平安時代後期の制作と考えられ、当時の人々が富士山の神をどのような姿と捉えていたかを示すと共に、当時の裾野地域での富士山信仰を示す重要な資料です。

◆木造随身像
像の高さ:54.2cm(正面向き、髭あり)・52.2cm(右向き、髭なし)
左右一対の随身像で、一躯は正面を、もう一躯は右を向くユニークな姿をしています。表面は傷みが激しく詳細は明らかでありませんが、平安時代後期の制作と考えられます。古来茶畑浅間神社を護っていた像として重要な資料です。

◆茶畑浅間神社
茶畑浅間神社は江戸時代に地滑りによって崩壊し、その後現在の位置に移築された歴史を持ちます。その当時、これらの像がどのように保護されたのか詳細は分かりませんが、先人たちにより平安時代から守り伝えられてきたこの像を、今に生きる私たちも未来に伝えていく責任があります。

このほか、市内には多くの文化財があります。地域の個性が表れている文化財に触れてみませんか。
文化財紹介アプリ(二次元コードは紙面をご参照ください)

■探しています
昭和11年に発刊された『静岡県史』第3巻によると、茶畑浅間神社には今回指定された四面女神像のほか、倍近い大きさでやはり顔を四面に表す像がありました(写真左側。右は今回指定の木造四面女神像)。現在この像は所在不明となっています。何か情報をお持ちの人は生涯学習課まで連絡してください。
(「静岡県史」第三巻から静岡県立中央図書館歴史文化情報センター提供)

問合せ:生涯学習課
【電話】994-0145

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