![クリエイティブ・コモンズ](https://mykoho.jp/wp-content/themes/mykoho/img/common/icon_cc-by2.png)
■カーボンニュートラルシティの実現に向け、その具体的な取組みを記したロードマップを策定しました。今月号ではロードマップの概要版を解説します!
近年、猛暑日や局地的大雨による災害が増加しています。わたしたちの身近な富士山にも、永久凍土の変動という形で影響が出ており、これらは温暖化による気候変動によると考えられています。
私たちが誇る“すその”の豊かな自然を、次の世代につなぐために今、対策が必要です。
市は、2021年10月に「カーボンニュートラルシティ」を宣言し、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指し、脱炭素による持続可能な社会を実現することを表明しました。
このたび策定したロードマップは、その実現に向けた具体的な道筋を示すものです。
◆今さら聞けない
カーボンニュートラルってなぁに?
カーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
つまり、私たち一人一人が、可能な限り温室効果ガスを排出しない生活を送ることはとても重要です。森林などを守り、育てることもまた、カーボンニュートラルの実現に大きな役割を果たすことにつながります。
《2013年》温室効果ガス584千トン(基準年)
○2013年部門別温室効果ガス排出割合(%)
《2030年》中間目標となる2030年では、46%削減315千トン(2013年比)を目指します。
《2050年》カーボンニュートラルを達成し、持続可能な社会を実現します。
◆すそのdeカーボンってなぁに?
温暖化対策を進める上で大切なことがあります。それは、目に見えない温室効果ガスの排出量を、できるだけ正確に把握することです。
そこで市は、各事業者の協力を得て、「見える化」を実現するための手法の検討を進めており、より正確に排出量を捉えることを目指しています。そして、排出量の「見える化」を実現したあとは、それを対策の立案にも生かし、削減の効果も「見える化」する予定です。
この「見える化」の実現と、適切な対策の実施、効果検証まで含めたPDCAサイクル(※)を「すそのdeカーボン」と名付け、今後の当市のカーボンニュートラルに向けた取り組みの柱として推進していきます。
※PDCAサイクルの用語解説
Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、業務を継続的に改善する方法
◆《トピックス》市役所の「紙削減チャレンジ」
市役所では令和4年度、環境意識の向上と経費節減を目的に、ペーパーレスによる「紙削減チャレンジ」を実施しました。令和4年度は令和3年度と比べて約36万枚の削減につながっています。
◆裾野市独自の取組み「すそのdeカーボン」により、納得感ある取組みを推進していきます!
Step1:「見える化」の実現
【独自の指標】
「市民・企業の温暖化対策活動に結びつき、その効果を捉えることができる」新しい指標をつくります。
+
【独自のシステム】
データを分析し、グラフや表にするツールなどを活用し、対策効果のビジュアル化を実施します。
Step2:「見える化」を生かした対策サイクル
○市公式note
市の施策のうち、市民、企業、大学などと連携して行う取り組みの様子を発信します。
問合せ:生活環境課
【電話】995-1816
<この記事についてアンケートにご協力ください。>