きらっと人

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■二村昌輝(にむらまさき)さん
静岡鉄道株式会社未来事業創造部部長
※関連記事を本紙3ページに掲載

▽経済·環境が両立した脱炭素社会の実現へ
現在、静岡鉄道株式会社は、環境に配慮した活気ある静岡のまちづくりに取り組んでいます。今回は、未来事業創造部の二村昌輝さんにお話を伺いました。
昨年11月に開催された「COOL(クール)CHOICE(チョイス)2022 in しずおか」について教えてください。
「人口減少、コロナ禍による人流の減少、地球温暖化に起因する異常気象といった課題に直面する中で、『静岡のまちのにぎわいを取り戻したい。そして、ただ取り戻すのではなく、環境に配慮した新たなまちづくりを地域の皆さんと共に進めていきたい。』そのような想(おも)いで、昨年初めてこのイベントを開催しました。11月19日は市内の静鉄電車・静鉄バスの運賃を終日無料とし、”公共交通機関がCO2排出の少ない移動手段であること“を発信したほか、駿府城公園や長沼エリアで脱炭素を考えるイベントを開催しました。また、賛同いただいた企業・団体の皆さんと、市内各所でさまざまな啓発イベントを行いました。」

脱炭素社会の実現に向けた、今後の取組について教えてください。
「静鉄グループでは、電気を燃料として走るEVバスの導入や静鉄電車での再生可能エネルギーの使用など、CO2の排出を減らすための取組を行っています。また、”スマートムーブ(CO2排出の少ない電車・バスに乗る選択)“をはじめ、一人ひとりが脱炭素社会の実現のためにできるアクションをイベント等を通じて伝えることで、地域での脱炭素への取組に対する気運を高めていくことに貢献していきたいと考えています。」

最後に、市民の皆さんにメッセージをお願いします。
「脱炭素は一人ひとりが取り組むことで大きな成果につながります。今年も11月に”COOL CHOICE 2023 in しずおか“を開催しますので、多くの皆さんにご参加いただき、生活の中で、脱炭素につながる工夫や行動を起こすきっかけとしていただけるとうれしいです。」