◎今月のすてき島人
写真右から
・今中多美(たみ)さん
・娘の章乃(あきの)さん
※写真は広報紙2ページをご覧ください。
■小手島 人のやさしさとアートが包む島
◯─小手島はどんな島ですか。
(章乃さん)潮の香りとともに、緩やかに流れる時間が好きです。島の人は温かく、とても優しい人たちばかり。小中学校の9年間は1人でしたが、先生や島の人たちに教わりながら、島でしか味わえない経験をさせてもらいました。小手島に生まれて良かったです。
◯─島のおすすめスポットは。
小中学校の前にある手作りアート「一枚の絵」から見る景色が好きで、通学中にいつも眺めていました。幼いころに家族で遊んだ西浜は夕日の絶景スポット。春になると源平桃が咲き、海とのコントラストもきれいです。
◯─高校進学で小手島を離れますが。
さみしい気持ちもありますが、これからはたくさんの友達と一緒に勉強できると思うと、楽しみの方が大きいです。高校では福祉や簿記の勉強をして資格を取りたいですね。将来は島に恩返しできる仕事ができたらいいなと思います。
■手島 創作活動を楽しめる「作り手の島」に
京都の専門学校卒業後、陶芸に打ち込める環境を求めて2019年に手島に移住した松下龍平さんと松原恵美さん。松下さんは「島の雰囲気と地元の人との距離感が絶妙なところが気に入りました。土やうわぐすりなどの材料は全て手島にあるものを使っています」と島の素材を生かした作品づくりをしています。
家は、地元の人に紹介してもらった古民家を2人でリフォーム。工房は今も改装中で、制作活動をしながら徐々に進めています。裏庭に完成した手作りの窯は、7月から稼働する予定です。
「手島はモノづくりには最高の環境です。私たちの活動を見て、一人でも多くの作り手が移住し、『作り手の島』になればいいですね」と松下さん。島民とのふれあいを大切にしながら島での生活を楽しんでいます。
《手島》
◯西浦海岸
島の西側に広がる砂利の浜。夕日の絶景ポイントで、夏は海水浴客も訪れます。
◯稲荷神社
港近くにある真っ赤な鳥居が目印で、地元では「おいなりさん」と呼ばれています。
◯八幡神社
島第一の氏神様。海軍の攻撃機の試作として作られた木製のプロペラが保存されています。
《小手島》
◯玉津島神社
山の中腹に鎮座する小手島の氏神様。境内から望む瀬戸内海は絶景です。
◯西浜
白い砂浜が美しい小手島一の夕日の絶景スポット。
◯源平桃
1本の木に紅と白の2色の花を咲かせることから、源氏(白)と平氏(紅)が戦った源平合戦から名づけられました。見頃は4月上旬。
◯漁船のトリックアート
元漁師が使わなくなった漁船に背景の家をペイントしたトリックアート。
◯一枚の絵
高台にある額縁のオブジェ。竹のフレームから美しい瀬戸の海が。
◇旅ガイド
・坂が多いので歩きやすい靴で
・食料や飲み物は島へ行く前に準備を
※詳細は広報紙3ページの地図をご覧ください。
◆5月全島カレンダー
《伊吹島》
▽島四国
伊吹島内
5月10日(水)
《広島》
▽さぬき広島 お大師まいり
広島内各所
5月10日(水)お昼頃まで
《小豆島》
▽肥土山離宮八幡神社 春季例大祭奉納歌舞伎
土庄町 肥土山離宮八幡神社 境内
5月3日(水・祝)午後3時から
▽第46回小豆島オリーブマラソン全国大会
小豆島町(主会場:坂手港町営広場)
5月21日(日)
▼data
◯手島(丸亀市)
人口:16人(2023年3月1日現在)
面積:3.41km2
《アクセス》
丸亀港からフェリーで約1時間45分、旅客船で約50分
◯小手島(丸亀市)
人口:34人(2023年3月1日現在)
面積:0.60km2
《アクセス》
丸亀港からフェリーで約1時間30分、旅客船で約40分
《島内の交通手段》
いずれの島も徒歩のみ
問い合わせ先:丸亀市生活環境課
【電話】0877-24-8809
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