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さぬきの旬(しゅん)めぐり

10/22

香川県

■オリーブハマチ
世界で初(はじ)めて引田(ひけた)(現(げん)・東かがわ市)で養殖(ようしょく)に成功(せいこう)したハマチ。その後、県内で盛(さか)んに養殖が行われ、2007年には新たに「オリーブハマチ」が誕生(たんじょう)しました。
オリーブハマチは、出荷の15日前からオリーブ葉の粉末(ふんまつ)を混(ま)ぜた餌(えさ)を連続(れんぞく)して与(あた)えます。オリーブ葉に含(ふく)まれるポリフェノールは、肉質(にくしつ)の酸化(さんか)・変色(へんしょく)、臭(くさ)みを抑(おさ)え、まろやかな脂(あぶら)へと変えます。
市場に出回るのは、9月中旬~1月中旬。軽やかで高級感が漂(ただよ)う風味で、今や県内の飲食店では欠(か)かせない存在(そんざい)となっています。

◯特徴(とくちょう)1
まろやかな脂とくちょう

◯特徴2
酸化・変色しにくい肉質

◇ブランド化成功の裏(うら)に緻密(ちみつ)なデータ収集(しゅうしゅう)
高松市庵治(あじ)町の「有限(ゆうげん)会社島野養魚」の嶋野文太(しまのぶんた)代表は、若(わか)くして家業を継(つ)いだ後、おいしいハマチをつくるため、餌に茶カテキンを混ぜるなど、独自(どくじ)に研究を重ねてきました。
特(とく)に緻密なデータ収集で知られ、餌の量(りょう)やタイミング、水温、天気など、あらゆるデータを記録したノートが蓄積(ちくせき)されていきました。
ある時、オリーブとハマチの組み合わせはどうかとの話があり、嶋野代表は「これはヒットする」と確信(かくしん)したと言います。緻密なデータを武器(ぶき)に、試行錯誤(しこうさくご)を繰(く)り返(かえ)し、その後のブランド化に大きく貢献(こうけん)しました。
今では県内のほとんどの人が、その名を知るオリーブハマチ。嶋野代表は「これ以上のブランドはもう生まれないかもしれない。これからも守り、残(のこ)していきたい」と力強く語ってくれました。

◎丁寧(ていねい)な手書きのノートで30年分のデータを蓄積

◆オリーブハマチをおいしく食べよう!
アレンジレシピはこちら
※詳細は広報紙10ページの二次元コードをご覧ください。

◆オリーブハマチ販売開始時期に合わせ、今年もプレゼントキャンペーンを実施予定です。詳しくは県ホームページでご確認ください。

問い合わせ先:水産課
【電話】087-832-3471

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