「デジタル化の恩恵により、暮らしや働き方が一変する社会」の実現を目指し、生活・産業・行政の3つの切り口で将来イメージを描き、取り組みを進めています。
【1】生活
将来イメージ:地理的ハンディキャップを抱える中山間地域においても、都市部と遜色のない生活を送ることができる。
「医療分野」
過疎化や医師不足が深刻な中山間地域でオンライン診療が普及し、医療機関から離れた場所でも医師の診療を受けることができる。
「教育分野」
タブレット端末や遠隔教育システムを活用することで、子どもたちの多様なニーズに応じた教育の機会が確保される。
取り組み内容:オンライン医療、遠隔教育などの導入拡大を図るとともに、移動・輸送手段の確立や集落活動の課題解決に取り組みます。
[オンライン診療の推進]
・医療車両(ヘルスケアモビリティ)を活用したオンライン診療を支援
・あったかふれあいセンターや公民館でオンライン診療が可能となるよう環境整備を推進
[遠隔教育の推進]
・県立高校の遠隔授業実施校や配信科目を拡充
・自身が持つ免許以外の教科を教える中学校教員に対する支援対象校を拡大
[中山間地域の課題解決に向けたデジタル技術の活用]
・生活用品や移動手段の確保、集落活動の課題解決などに取り組むモデル事業を支援
【2】産業
将来イメージ:デジタル技術と地場産業が融合し、生産性が飛躍的に向上することで、一人ひとりの稼ぐ力を高めることができる。
「農業分野」
施設園芸に関わる様々なデータを集積し、分析、可視化して生産者へフィードバックすることで、より効率の良い営農を実現する。
「水産業分野」
水温や海流などの海の情報と、AIを活用することで良い漁場を予測。また、市場のスマート化により生産から販売までのそれぞれの段階で効率化が進む。
取り組み内容:デジタル化とデータ活用による効率化・最適化を各産業分野で進め、生産体制や経営力の強化に取り組みます。
[農林水産業]
・IoPクラウド「SAWACHI」を活用し、生産の効率化や最適化を図るデータ駆動型農業や施設園芸関連産業群の創出を推進
・地形や森林資源などの森林のデジタル情報を搭載した森林クラウド「clowood」の活用などにより森林施業の効率化を図りスマート林業を推進
・海水の温度や潮の流れなどの情報を一元的に提供する「NABRAS」を活用するなど、効率的な漁業経営へ転換する高知マリンイノベーションを推進
[商工業]
・県内中小企業や小規模事業者のデジタル技術を活用した取り組みを支援
・県内事業者のデジタル人材を育成する高知デジタルカレッジを開催
【3】行政
将来イメージ:役所へ足を運ぶことなく、自宅や職場からスマートフォンひとつで行政手続を完結することができる。
行政手続のオンライン化を進め、24時間いつでもパソコンやスマートフォンから、行政手続を行える。
取り組み内容:県内の皆さんの暮らしに直結する「行政手続の利便性向上」と「行政事務の効率化」に取り組みます。
[行政手続の利便性向上]
・いつでもどこでも行政手続が利用可能な「オンライン申請」の活用
・各地域でスマートフォンの操作方法を教えるサポーター(通称…スマサポ)を養成
[行政事務の効率化]
・パソコン操作を自動化するRPA(Robotic Process Automation)の活用
・場所や紙にとらわれない働き方の推進や抜本的な業務の再構築
「高知県デジタル化推進計画」の詳細はこちら
【HP】https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/112801/2023033000319.html
「オンライン申請」の概要や、県へオンライン申請可能な行政手続についてはこちら
【HP】https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/112801/2022061700147.html
問い合わせ:県庁デジタル政策課
【電話】088-823-9896【E-mail】112801@ken.pref.kochi.lg.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>