図書室便り Vol.19

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6月10日は時の記念日です。日本書紀に、天智天皇が漏刻(ろうこく)という水時計を置いて初めて時を打ったという記述があり、これが日本で時を知らせた初めての記録とされています。西暦671年6月10日のことだそうです。1920年に東京で開催された「時展覧会」がきっかけとなり時の記念日が制定されました。進んでいく時間を巻き戻すことも未来を見てくることも現実では不可能ですが、本の中ではそれが可能です。本を開いて時間に思いをはせてみませんか。

■新刊紹介
・『街とその不確かな壁』
村上春樹　新潮社
・『月と散文』
又吉直樹　KADOKAWA
・『うらやましいボケかた』
五木寛之　新潮社
・『新　教場』
長岡弘樹　小学館
・『いのちの十字路』
南杏子　幻冬舎
・『牧野富太郎の植物学』
田中伸幸　NHK出版
・『発酵×薬膳心と体をスッキリ整える楽チンレシピ』
大竹宗久　三笠書房
・『メダカ姫』
堀直子　PHP研究所
・『スイカのいちにち』
くらしたえりか　文芸社
・『ハブラシくん』
岡田よしたか　ひかりのくに　他

■今月の展示
・雨のきせつの絵本
・時間の不思議
・食育について考えよう

■今月のPick up
◇『たそがれ大食堂』(坂井希久子/著)
廃れてきた百貨店の大食堂を昭和レトロを鍵に立て直そうとする主人公。いろんな世代の方に楽しんでもらえる1冊です。

◇『星の王子さま』(サン・テグジュペリ/著)
6月29日は著者の誕生日で星の王子様の日となっています。長く読み継がれてきた本を改めて読んでみませんか。

◇『天然アユの本』(高橋勇夫、東健作/著)
巻頭には高知県内の川を泳ぐアユの写真も載っています。アユ漁解禁の時期のアユの状態など、アユの生態や川との関係などが詳しく書かれています。

交流センター図書室
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