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国際交流員コラム

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高知県四万十市

四万十市国際交流員 蒋 潔程(ショウ ケツテイ)

故郷の新しい一面
昨年11月、4年ぶりに帰国したところ、故郷ではさまざまな変化がありました。
1つ目は教育面での変化です。私が小学生のころは自分で学校に通っていましたが、今は親が子どもを送迎することが一般的になっています。朝と夕方になると、学校の外には送迎のために多くの人や車が集まり、とても混雑していました。混雑を解消するため、学校は保護者に交通誘導の当番を割り当てているそうです。また、私が中学生のころは夕方5時に学校が終わっていましたが、今は中学3年生になると夜9時まで学校で勉強しているということを知り、驚きました。さらに、高校生になると少しでも長く勉強時間を確保するため、お弁当を学校まで届けてもらい、校門の外で立ったまま食べているそうです。食べ終わるとすぐ教室に戻って勉強すると聞き、既に高校を卒業していてよかったと心の底から思いました。
2つ目は、夜のにぎわいです。もともと故郷では夕食後の散歩が人気で、街は明るく、多くの人がパジャマ姿で散歩しており、また、広場や公園など、あらゆる場所でたくさんのグループが広場ダンスをして夜を楽しんでいます。広場ダンスは、それぞれ音楽とダンスの種類が違っていて面白いのですが、現在はそれに加えて、中国で流行中のライブ配信で、広場ダンスの様子を配信している人をたくさん見かけました。広場ダンスだけではなく、外で歌を歌いながらライブ配信をしている人もいます。ネットで人気の歌手の周りには、たくさんのファンが集まっていました。
中国の教育面は私の学生時代よりさらに大変になっていますが、生活面は楽しい変化ばかりでした。夜でもにぎやかで、散歩するだけで元気がもらえます。果物も手ごろな価格で入手できたので、帰国中はさまざまな種類の果物を毎日食べました。外食も値段が安くておいしかったです。そして、最高だったのはやはり父の手料理です。久しぶりに味わえて、本当に満足しました。食べられなかった4年分を取り戻すように頑張って食べました。
皆さんも中国を訪れる機会があれば、ぜひ果物と食べ物を試してみてください!学校の周りでたくさんの人を見かけても、驚かないでくださいね。

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