■アセビ(ツツジ科)
今回紹介するアセビは、山地の乾燥した明るい場所に自生するツツジ科の常緑中木です。漢字では「馬酔木」と書きます。馬が葉を食べると酔ったようになることからその名がついたのですが、それもそのはず、アセボトキシンという神経麻痺作用を起こす有毒成分を含んでいます。そのため、基本的に草食動物はこの植物を嫌い食べ残すので、鹿など草食動物が多い地域ではアセビが群生することがあるようです。
横倉山にも「アセビが森」と呼ばれる、アセビがたくさんみられるエリアがありました。この森もかつては多くの草食動物であふれていたのかもしれませんね。
お問い合わせ先:横倉山自然の森博物館
【電話】26-1060
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