未来を切り拓くひとづくり ～10月・11月は南部町教育月間～(2)

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■コミュニティ・スクールのその先へ!
コミュニティ・スクールで育った南部町の子どもたちの次のステージとして、南部町には高校生サークル、新☆青年団があります。地域への恩返しの場、身につけた力を伸ばす場、試す場として、若者にとっての居場所の一つであるだけでなく、人づくりの循環を生み出す活力源となっています。高校生サークルは発足から9年、新☆青年団は発足から7年が経過しました。様々な地域活動に参画するだけでなく、研修を通して団体としてのスキルアップも図っています。今年度は、高校生サークルは沖縄県での平和学習、新☆青年団は北海道での青年団交流に挑戦しました。町外、県外に出て感じる南部町の魅力、命のつながり、人とのつながりを実感することのできた研修となりました。

◆高校生サークル魅力化事業　沖縄研修　7/28～30
2回の事前学習を経て、11名のサークルメンバーが参加しました。鳥取県戦没者慰霊碑「因伯の塔」への千羽鶴の奉納からスタートし、ひめゆりの塔、平和記念資料館、糸数壕(アブチラガマ)と平和学習を進めました。78年前の沖縄戦を学ぶだけでなく、嘉手納基地、普天間基地も実際に見学し、基地問題を含めた日本の安全保障の在り方、10年後20年後の未来についても考えることができました。

◆新☆青年団活性化事業　北海道研修　8/11～13
6名の青年団員が参加しました。北海道大学の先生とのつながりで、大学生、長沼町、栗山町、様似町の青年団の方と活動紹介や意見交換、北海道大学キャンパス巡りを通して交流しました。意見交換では、“青年団活動の魅力と課題”について小グループで語り合った後、全体で共有しました。環境や歴史、現状は異なる青年団活動ではありますが、これからの人づくり、地域づくりには、なくてはならない活動であることを確認することができました。

沖縄研修、北海道研修での学びを生かして、12月開催の全国コミュニティ・スクール研究大会by南部町では、高校生サークル・新☆青年団がキナルなんぶでの分科会をつくり上げます。
高校生サークル、新☆青年団で育った若者が、今後、地域づくりの担い手として町を支える存在になった時、改めてコミュニティ・スクールの成果を確認できるのではないかと期待しています。
人が育ち、町が輝く南部町教育を共に進めていきましょう。