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境港史話『温故知新』(75)境港警察署150年の歩み

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鳥取県境港市

今から150年前の明治6年頃、境町に邏卒分屯所(らそつぶんとんしょ)(近代警察の始まりとなる組織)を設置。明治10年に米子警察署境分署となります。明治18年には境分署内に鳥取県初の水上警察も発足。明治29年には米子警察署境分署から本署へ昇格し境警察署と改称されました。
明治30年には水上巡査派出所も栄町に建設されました。昭和4年、水上警備艇「朝日丸」(4トン、速力8ノットの発動機船)が建造配備され、中海赤貝採取の漁民紛争解決や港内警備等に活躍しました。
さて、ここで昭和49年鳥取県警察本部発行の「けいさつ100年」から事件や出来事をいくつかご紹介します。
・明治6年4月…会見郡で「農民騒動」血税一揆が起こる。参加3万人以上であった。
・明治19年…警察制度改正。県内の警察署は鳥取・米子など7カ所に、警察分署は智頭、青谷、境など5カ所が設けられる。
・明治33年4月…治安警察法公布により鳥取県の警察官の定員は外勤、刑事など316人(水上受持2名含む)であった。
昭和23年3月、警察制度改革により境警察署は国家地方警察鳥取県西部地区警察署境警部派出所になり、また、警察の民主化と地方分権化を目的として自治体警察境町警察署が設置(栄町に庁舎新築)されました。なお、後者は昭和26年に廃止されています。
昭和29年8月の町村合併により境港町が発足以降、境港警察署となり、昭和33年12月には、上道町地内(現在の元町病院付近)に新築移転されました。
昭和51年5月、上道町(旧鳥取県立境水産高等学校跡地)に新築され現在に至っています。
(参考)「けいさつ100年」など
編集:市史編さん室

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