消費生活相談室です256

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■家庭用蓄電池の契約はよく考えて!
◇事例
自宅に設置している太陽光発電設備のメンテナンスをするといって業者が来訪。業者から「電気料金も値上がりしているので、蓄電池を購入しないか」と勧誘された。少しでも電気料金が安くなるならと思い200万円を15年の分割払いで支払う契約をしたが、よく考えると、自分たちも高齢で、今後の支払いも難しくなるのではないかと考えるようになった。解約したい。

◇アドバイス
・家庭用蓄電池の導入で、電気料金が安くなるなどのメリットがあるとしても、導入の際の多額の購入費用や設置工事等の初期費用のほか、ローンの利息、メンテナンス費用などさまざまな費用が発生します。契約する際は、導入コストについても十分に考慮したうえで、慎重に検討し納得したうえで契約するようにしましょう。
・太陽光発電設備を導入している場合、固定価格での買い取り期間満了を機に蓄電池と組み合わせても、必ずしも余剰電力の売電より自家消費する方が経済的にメリットが大きいとは限りません。また、家庭用蓄電池は、災害時に活用できるというメリットもあり、経済価値に直接換算することのみで判断するのは難しい面もあります。業者の説明をうのみにせず、自身でも情報収集し、総合的に判断するようにしましょう。
・突然業者の訪問を受けて勧誘されたり、契約を急かされたりしても、その場で契約はせず、複数社から見積もりを取り、比較検討したうえで契約することが大切です。

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