文字サイズ
自治体の皆さまへ

9月定例市議会 市政概要報告(1)

5/42

鳥取県境港市

9月定例市議会が9月5日から開催され、伊達市長が市政の概要を報告しました。
(9月定例市議会で可決された主な議案は、市報11月号に掲載します)

■新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症につきましては、感染症法上の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げられ、濃厚接触者の特定や法律に基づく感染者への外出自粛要請がなくなるなど、感染防止対策の緩和が図られ、社会経済活動は活発化しており、コロナ禍前の日常を取り戻しつつあります。
一方で、新規感染者が増加していることから、一人一人が場面に応じた感染対策をとるよう呼びかけております。
また、重症化予防等の効果が期待されるワクチン接種については、現在、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者や基礎疾患がある方などを対象に、令和5年春開始接種を実施しており、概ね対象者の6割の方が接種を終えました。
9月20日からは、初回接種を終えた生後6カ月以上のすべての方を対象に、令和5年秋開始接種を開始します。市民の皆様には、感染・重症化予防のため、ワクチン接種をご検討いただきたいと思います。

■地域経済・市民生活の下支え
燃油をはじめとしたエネルギーや原材料価格の高騰の影響が続いていることから、国の交付金などを活用しながら、市民や市内事業者への支援を行っています。
8月26日からは、全市民を対象に「さかいみなと応援券」の第3弾として、1人につき5千円分の買物・食事券の配布を開始しており、9月中旬までに全世帯に配布を終える予定としています。
また、事業者に向けては、昨年度に引き続き、エネルギー・原材料価格高騰対策にかかる制度融資を利用した際の利子相当額を最大3年間、全額助成することとしております。
価格高騰による影響が特に大きい世帯への支援につきましては、住民税非課税世帯などに対し、1世帯あたり3万円を給付しているほか、児童扶養手当受給世帯などの子育て世帯に対し、児童1人あたり5万円を給付しています。また、生活保護受給世帯や児童扶養手当受給世帯などに対し、光熱費等の補助を行っております。
今後も引き続き、関係機関と連携しながら、地域経済や市民生活を下支えしてまいります。

■市民の健康づくり
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施につきましては、市民が気軽に健康相談や栄養相談ができる場として、「境港ここから!ニコニコ健康くらぶ」を市内3会場で実施しています。食育SATシステムを活用した食事の栄養バランスのチェックや血管年齢測定、姿勢のチェックを行い、一人一人が自ら健康づくりに取り組めるよう、生活習慣や食生活の改善に向けた助言をするなど、元気な高齢者を増やす取り組みを進めております。
また、昨年度の長寿健診において、血圧や血糖値が高かった方を対象に家庭訪問を実施し、現在の健康状態や生活の状況について確認したうえで、必要な保健指導や受診勧奨を行っております。
このほか、健診の受診率向上に向け、国民健康保険の被保険者を対象に人間ドックのウェブ申込を開始したほか、済生会境港総合病院では、人間ドックの実施期間を拡大して受診枠を50人増やすなど、健診を受けやすい環境づくりを進めています。
小学校高学年の児童を対象とした「こころとからだの健康事業」につきましては、助産師が講師となり、命の始まりから、妊娠、出産までの様子をわかりやすく伝える「命の学習」を実施しています。
児童は、学習を通じて、「生きているだけで100点満点」であることなど、自分や周りの人の命の大切さについて学びました。
今後は、がん教育を含めた、病気の知識と予防について学ぶ授業を新たに実施することとしております。
特別医療費助成制度につきましては、5月に開催された鳥取県と市町村との行政懇談会におきまして、鳥取県知事から、現在、1日あたり、通院は530円、入院は1200円をご負担いただいている小児の特別医療費について完全無償化の提案があり、全市町村が合意しました。来年4月からの実施に向け、必要となる条例改正及びシステム改修等の補正予算を、今議会に提案しております。

■高齢者福祉の充実
新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、「高齢者ふれあいの家」や「いきいき100歳体操」などの活動が、以前のような活発さを取り戻し、地域の皆様は、楽しみながら自主的にフレイル予防に取り組んでおられます。
地域の「支え愛」活動につきましては、渡地区のサロン「豆カフェ」の再開、小篠津町支え愛マップの更新、夕日ヶ丘2丁目の「のんびり会」での、グラウンドゴルフやお菓子づくりなど、交流の場が広がっています。
このほかの地域においても、自主サークルなどにより地域での活動や交流が図られており、引き続き、生活支援コーディネーターと連携し、地域活動を支援してまいります。
本年度開始した、加齢性難聴者への補聴器購入費助成につきましては、8月20日現在で29件と、多くの方にご利用をいただいております。
補聴器の使用により、日常生活の支障となる「聞こえにくさ」が軽減され、コミュニケーションも円滑になりますので、社会参加の機会を増やし、健康寿命の延伸につなげていただきたいと思います。
また、社会保障の仕組みとして助成制度を創設するよう、国に対し要望を行ったところであります。
来年10月に鳥取県で開催される「ねんりんピック鳥取大会」につきましては、本市が会場となる「ソフトバレーボール」及び「eスポーツ」の開催準備を進めるため、6月1日、関係する団体等で構成する実行委員会を設立しました。
また、8月2日には、運営委員会を開催し、総務・企画に関することなど、実行委員会からの委任事項について、協議を行いました。
ねんりんピック開催の機運を盛り上げるため、7月のみなと祭では、eスポーツの体験ブースを開き、高校生とともに普及啓発を行ったほか、9月2日には、みなとテラスにおいて、eスポーツのリハーサル大会を行ったところであります。
本市で開催する交流大会の円滑な運営と心温まるおもてなしにより、参加者・関係者の皆様が、もう一度、境港市を訪れたいと感じていただける大会となるよう、取り組んでまいります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU