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鳥取県境港市

■みんなで拓く人権文化241 「ハンセン病」を知り、偏見や差別をなくしましょう
~私たちができること!悲しい歴史を知り、正しい知識を持つことです~
「ハンセン病」は、かつて「らい病」と呼ばれた時代もありました。遺伝病と誤解されたり、恐ろしい病気(不治の病)とされたりして、患者の強制隔離も行われました。そして、患者・回復者(元患者)のみならず、その家族に対して、極めて厳しい偏見や差別が存在しました。悲しい歴史と言わざるを得ません。
今日では、国による強制隔離政策は終了し、国も長引いたその政策の誤りを謝罪しています。

皆さんは、日々の生活の中で、「ハンセン病」について、正しい知識をお持ちですか?
(1)「ハンセン病」は、遺伝病ではありません。「らい菌」による感染症です。
ハンセン病は、非常に感染力の弱い「らい菌」という細菌による感染症です。「らい菌」は、病原性が弱く、感染したとしても、今では優れた薬があります。
(2)「ハンセン病」は、治ります。早期治療で後遺症も残りません。
ハンセン病は、優れた薬が開発されたことにより、現在では確実に治療できる病気になりました。早期治療により、後遺症を残すことなく完治できます。もちろん完治した人からは感染しません。

しかし、偏見や差別が全くなくなったというわけではありません。今なお、「ハンセン病」の回復者(元患者)に対して、ホテルの宿泊を拒否するなどの「人権問題」が発生しています。あらためて、ハンセン病患者、回復者(元患者)、その家族が経てきた境遇について、正しく受け止める必要があります。鳥取県では、ハンセン病療養所の訪問交流事業への参加者を募集しています。

詳しくは本紙のQRコードから鳥取県ホームページをご覧ください。

漠然とした不安から偏見や差別を生まないために、私たちみんなが、正しい知識を持ちましょう。

■日常生活で、性別に関する「無意識の思い込み」は、ありませんか?
~『アンコンシャス・バイアス』?!?あなたは大丈夫ですか?~
ほんの少し前の時代まで、日本では、「男は仕事、女は家事」という「性別役割分担意識」が、男性の家事や育児、介護への参入を妨げ、女性の政治活動や経済活動等における意思決定過程(管理職、役職)への参画を妨げていました。(ひょっとして、あなたのまわりにありませんか?)
このような自分自身が気づいていない「ものの見方やとらえ方のゆがみ、偏り」のことを「アンコンシャス・バイアス」といい、自分自身では意識しづらく、ゆがみや偏りがあるとは認識していないため、「無意識の偏見」とも呼ばれます。自分の経験の中で、「こういうものだ。」「普通はこうだ。」といった決めつけや押しつけをしていなかったか常に意識し、自分の中にある「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」に気づくことが大切です。
みんなで、多様性のあるジェンダー(性別)意識を高め、「男女共同参画社会」を推進していきましょう。
あなたは、大丈夫ですか?自分自身の意識改革・変革の必要は、ありませんか?

問い合わせ先:総合政策課 人権政策室
【電話】47-1102

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