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12月定例市議会報告(1)

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鳥取県境港市

12月定例市議会が11月28日から12月19日まで開かれました。
議案審議に先立ち、伊達市長から市政の概要について報告がありました。
定例市議会では、令和5年度一般会計補正予算などが上程され、いずれも原案どおり可決されました。

【市政概要報告】
(11月28日報告)

◆地域経済・市民生活の下支え
燃油をはじめとしたエネルギーや原材料等の価格高騰の影響が続いていることから、国の交付金などを活用しながら支援を行っています。全市民に向けて配布した「さかいみなと応援券」は、11月14日現在、約60%の利用がありました。
また、事業者に向けては、昨年度に引き続き、エネルギー・原材料価格高騰対策にかかる制度融資を利用した際の利子相当額を最大3年間、全額助成しており、10月末現在で、19件、合計で1億9千万円余の融資が実行されております。
価格高騰による影響が特に大きい世帯に向けては、10月末時点で、住民税非課税世帯などに対し、1世帯あたり3万円の給付を3698世帯に、児童扶養手当受給世帯などの子育て世帯に対し、児童1人あたり5万円の給付を834人分・475世帯に行いました。
そのほか、生活保護受給世帯や児童扶養手当受給世帯などに対し、光熱費等の補助を行っており、4月に617世帯、7月に631世帯に、1世帯当たり1万7千円を、10月には628世帯に1世帯あたり1万5千円を給付しております。
引き続き、関係機関と連携しながら地域経済や市民生活を下支えしてまいります。

◆市民の健康づくり・健康寿命の延伸に向けて
新型コロナワクチンにつきましては、9月20日から、初回接種を終えた生後6か月以上の全ての方を対象に、「令和5年秋開始接種」を実施しております。これまでの3年間、年末年始に向けて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が確認されています。市民の皆様におかれましては、今一度、手洗い・うがい・マスクなどの感染防止対策を徹底するとともに、ワクチン接種について、ご検討いただきますようお願いいたします。
季節性インフルエンザにつきましては、本年は、例年に比べ早く流行しており、ホームページ等で感染防止対策を周知しています。また、あわせて、妊産婦、心臓・呼吸器・免疫等に重度の障がいがある方、就学前までの乳幼児及び65歳以上の高齢者など、インフルエンザ予防接種費用助成の対象となる方に、10月、クーポン券を発送し、早めのワクチン接種を呼び掛けているところであります。
本年度開始した加齢性難聴者への補聴器購入費助成につきましては、10月末現在で52件の申請をいただいております。
事業効果を検証するために実施した利用者アンケートでは、「会話がスムーズになった」「地域の活動に参加するようになった」などの喜びの声を多数いただきました。
また、9月には、山陰言語聴覚士協会のご協力のもと、日常生活の状況などを聞き取りながら「聞こえ」のチェックを行う相談会を開催しました。今後も「聞こえ」に関する講演会を開催するなど、制度の周知やフォロー体制の充実を図ってまいります。
本年度、改定を予定している「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」につきましては、8月と10月に策定委員会を開催し、第8期計画の分析、地域課題の抽出をしたところであります。12月下旬には、3回目の策定委員会を予定しており、委員の皆様に次期介護保険料等の素案をお示しし、ご意見をいただくこととしています。
策定委員会のご意見を踏まえた素案について、パブリックコメントを行い、計画策定してまいります。

◆子育て支援
ゼロ歳から就学前までの一貫保育の実現に向けた公立保育園のリニューアルにつきましては、なかはま保育園では、空調・トイレ・調理室の改修が完了し、現在、乳児室の増築を行っております。あがりみち保育園では、空調の改修が完了し、現在、トイレの改修を行っています。いずれも、順調に工事が進んでおり、年度内の完了を予定しております。
新築となるわたり保育園については、実施設計を行っているところであり、医療的ケア児への対応のほか、省エネと創エネによる建物のゼロエネルギーを目指すゼブ化についての検討を進めております。

◆共生社会の実現に向けて
令和6年度から令和10年度までを計画期間とする「第4次境港市男女共同参画推進計画」を11月、策定しました。
第4次計画は、性別にかかわらず誰もがあらゆる分野に参画できる社会を実現するため、計画の名称を「さかいみなと みんなと参画プラン」に改めたほか、ジェンダー平等の実現や性の多様性を前提とした社会システムの構築、出産・育児等に関する支援の充実など、より幅広い視点に立った内容としました。また、本計画による効果を確認するための指標として、「審議会等委員の女性の割合」や「男性の育児休業取得率」などに数値目標を新たに設定するなど、実効性を高める計画としております。
本計画に基づき、男女の固定的な役割分担意識を変えるための啓発、育児・介護をしながらでも働きやすい職場づくりやワークライフバランスの実現に取り組んでまいります。
「境港市障がい児者プラン」の改定につきましては、7月と10月に策定・評価委員会を開催し、現計画の進捗状況などの検証、障がい福祉サービスの見込み量や目標値の設定、障害福祉施策の基本的方向性などについて協議するとともに、国の指針に基づき、地域で連携し、強度行動障がいがある方への支援体制を整備するための検討等を行っています。
今後は、障がい福祉サービス事業所や障がい者の方々との意見交換を踏まえた素案を作成し、パブリックコメントを経て、本年度中に策定してまいります。
本年、本市と中国・琿春市は、友好都市提携30周年を迎えました。7月に実施した高校生同士のオンライン交流に続き、10月には、みなとテラスにおいて、両市の交流を紹介する写真や動画を展示する記念写真展を開催し、多くの市民の皆様にご覧いただきました。
なお、記念式典については、10月9日に琿春市代表団をお迎えし、開催する予定でしたが、急遽、来日が取り止めとなり、11月22日にオンラインで開催しました。式典では、琿春市長をはじめ両市の行政関係者に加え、交流を支えてきた企業や市民の方々と、これまでの交流の歴史を振り返るとともに、今後のさらなる交流促進を誓い、相互発展を願ったところであります。

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