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12月定例市議会報告(2)

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鳥取県境港市

◆観光振興
水木しげるロードにつきましては、8月に入込客数が100万人を突破した後も好調に推移し、10月末までの入込客数は、126万人、対前年比150%でありました。
水木しげるロード30周年を記念したイベントについては、10月20日から、大手飲食チェーン店のセットメニューに付く「水木しげるの妖怪ずかん」を本市観光案内所に持参された方に、「ゲゲゲの鬼太郎」と「悪魔くん」のオリジナルステッカーをプレゼントする誘客キャンペーンを実施しています。また、来年1月には俳優などをゲストに招き、水木しげる先生の作品の朗読、トークショーを開催する予定としております。
11月9日には、新作アニメ「悪魔くん」が全世界に向けオンデマンド配信され、17日には、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が公開となりました。
都市部の映画館では、水木しげるロードを紹介する動画を作品が始まる前に流すほか、広島駅や岡山駅、倉敷駅などでは、デジタルサイネージやポスターの掲示を行うなど、映画作品と連携した観光プロモーションを実施し、水木しげるロードへの誘客を図るとともに、来年4月の水木しげる記念館のリニューアルオープンに向けたPRを展開しております。
水木しげる記念館の再整備につきましては、順調に工事が進み、来年1月末には建物が完成する予定であり、展示業務については、実施設計を終え、11月から、展示物の製作が始まっております。
また、11月13日に指定管理候補者選定委員会を開催し、水木プロダクションなど3社で構成する「一般社団法人水木しげる記念館管理運営共同事業体」を指定管理候補者として選定しました。
クルーズ客船につきましては、3年4か月ぶりに国際クルーズも再開し、11月23日が最終寄港となり、28回、約3万3千人の方が本市を訪れました。境夢みなとターミナルの利活用もようやく本格化するとともに、市内に外国人観光客の姿も増え、賑わいが戻ってまいりました。
また、11月23日のダイヤモンドプリンセスの寄港の際には、境港総合技術高等学校の生徒が実習品販売の店を開き、英語で接客を行うなど、外国からのお客様と交流を深めました。
米子鬼太郎空港につきましては、10月25日、米子ソウル国際定期便の運航が4年ぶりに再開されました。初便の到着に合わせ、鳥取県知事らとともに韓国からの乗客をお出迎えしたほか、日韓両国の官民の関係者で開催した記念セレモニーでは、運航再開を祝うとともに、航路の発展や日韓交流の促進について、お互い確認したところであります。
また、12月には来年2月までの季節限定ではありますが、米子香港便の定期運航を控えており、通年の定期運航に繋がるよう、利用促進を図ることとしております。
引き続き、鳥取県や境港管理組合、中海・宍道湖・大山圏域観光局など、関係機関とともに、国内外からの誘客促進に取り組んでまいります。

◆水産業の振興
境漁港の10月末までの水揚量は、11万1千トン余で前年比約117%、水揚金額は202億5千万円余で前年比約121%と、サバ、マイワシの豊漁などにより、10万トンと200億円をそれぞれ突破しました。
10月8日には、4年ぶりとなる「水産まつり」が、高度衛生管理型市場となって初めて2号上屋とその周辺を会場に開催され、約2万人の来場者で賑わいました。新鮮な水産物や水産加工品の販売に加え、ステージでは、マグロ解体ショーやセリ体験など、多彩な催しが行われました。また、特定第3種漁港指定50周年の節目を記念する写真展も行われ、目覚ましい変貌を遂げた港を多くの方々に実感していただきました。
Sea級グルメ全国大会につきましては、10月、静岡県沼津市におきまして本年度の大会が開催され、私も参加してまいりました。
沼津大会には、全国の港から過去最大となる33のグルメが集結し、2日間の大会期間中は、12万人を超える来場者で賑わっていました。
本市からは、「NPO法人元気みなと」が「境港海鮮いぶし丼」を出品され、用意された1200食が完売となり、境港の海産物・加工品の素晴らしさを、多くの方に知っていただけたと感じております。
来年11月の境港大会は、沼津大会も参考にしながら、賑やかな大会になるよう、実行委員会でしっかりと議論を重ねながら、準備してまいります。

◆農業の振興
弓浜干拓地の営農基盤の強化に向けては、中海干拓地営農組合等が行っている輪作営農や、排水改善・耕作条件改善などの取り組みに対して、引き続き支援を行っており、本年度は、石礫の除去を行うためのストーンピッカーや農地を均し表面排水を向上させるためのレーザーレベラーの導入のほか、地下深くに根が伸びる緑肥栽培により、排水の向上及び土壌改良に取り組んでおります。
また、本市の基幹作物である白ねぎにつきましては、8月に、米子市と共同で「弓浜地区白ねぎ産地の生産振興プラン」の基本計画を策定しました。西日本一の白ねぎ生産地を目指し、生産者の確保や、生産の効率化、品質・ブランド力・販売価格の向上に取り組むこととしています。現在、生産者と鳥取県などと協議を重ね、共同選果場の施設整備や機械導入の支援、新規就農者に向けた研修制度の充実など、具体的な取り組みを盛り込んだ実施計画を本年度中に作成する予定としております。

◆圏域の連携
中海及び宍道湖の周囲を8の字状に結ぶ高規格道路網の整備推進につきましては、10月3日、「中海・宍道湖8の字ルート整備推進会議」並びに鳥取・島根両県とともに、「中海・宍道湖8の字ルートに関する要望・意見交換会」を開催し、その中で、森内閣総理大臣補佐官へ中海・宍道湖8の字ルートの整備推進を強く要望しました。
また、11月14日及び15日には、国土交通省、地元選出国会議員に対して整備推進の要望を行ったところであります。
米子・境港間の高規格道路の早期事業化に向けた取り組みにつきましては、11月13日、鳥取県や関係自治体、議会、経済界などが一堂に会し、中国横断自動車道岡山米子線(蒜山IC〜境港間)の整備促進に関する総決起大会を開催しました。
大会では、「蒜山・米子間の4車線化の早期実現」とともに「米子・境港間を結ぶ高規格道路の早期事業化」を国に要望することを決議し、鳥取県知事と関係自治体の首長が、国に対し直接要望を行ったところであります。

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