江府町に棲息するオオサンショウウオについて紹介します。
オオサンショウウオは、ハンザキとも呼ばれ、地球上の両生類中最大のものと言われており、国の特別天然記念物に指定されています。
江府町では、荒田川・俣野川の支流、船谷川などに棲息しています。昼間はあまり活動せず水中の岩かげに潜み、夜になると餌を求めて動きます。小魚やカエルを一飲みで食べます。産卵期は9月中旬で、寒天質に包まれた数百個の卵がひも状につながって生み出されます。
昨年8月27日に「自然環境と生き物の体験学習会」の際、オス同士の戦いの中で足やお腹をケガし、衰弱して死亡したと考えられる個体が発見されました。
町では、この個体を学習で利用するため保存しており、今年度中には常設展示を行う予定です。
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