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自治体の皆さまへ

今後のコロナ禍を明るく生きるために

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鹿児島県いちき串木野市

私たちはこの3年ずっと感染することを恐れ、不安に思い、それでも「新しい生活様式」を取り入れながら過ごしてきました。今年3月からはマスクも「自己判断」となり、5月からは感染症法上の扱いもインフルエンザと同様になりました。
「新しい生活様式」も慣れてきたところで、マスクも自由、旅行も宴会もイベントも自由と言われても、3年間で培われてきた行動をもとに戻すことは、思いのほか困難なことだと感じます。感染に対する慢性的な不安は、「元の生活に戻したいけどやっぱり不安」という葛藤を生み出すでしょう。そこで今回は、心の健康を守るために心がけたいことをお伝えします。

一般社団法人髙橋聡美研究室
代表理事 髙橋 聡美氏

■マスク着用の自由
マスクをするのもしないのも自由となっています。マスクをしていない人に「なぜしないのか」、逆にマスクをしている人に「外せ」と批判することはマスク着用の自由を侵害することになります。
マスクをしたい人はマスクをし、したくない人はしない自由を取り戻すためには、みなさんがお互いの考えを尊重することが必要だと考えます。
※職業によってはマスクをつけなければならない仕事もあります。
また、マスクなしでも、咳エチケットなどコロナ禍以前から行っていた衛生行動は続けてください。

■行動の基準
各行動も基本的には「自分の判断」で決めることになります。行動緩和になっても自粛行動を続ける人もいるかと思います。国の方針のスピードに人の心がついていけるかは別物です。ゆっくり生活を元に戻していく人たちを焦らせないようにしてください。逆に、自由に行動している人たちのことも批判しないでください。その方たちは国の指針通りに行動しているだけです。それぞれのスピードを大切にしてあげてください。

■活き活きと生きるために
3年間の自粛生活の中で、私たちは沢山の物を失ってきました。それは、誰かと逢える時間や、楽しみにしていたイベントなど人によってさまざまでしょう。会えないまま、大切な人と死に別れた方も多くいらっしゃると思います。
人は不思議な動物で、「食べて寝る」だけで満足しない生き物です。自分の楽しいと思うことを思いっきりやったり、自分らしさを発揮できる活動をしてこそ、活き活きと生きられます。
まだまだ、コロナ感染を不安に思われる方もいらっしゃると思います。でも、この3年、コロナ禍を生き抜いてきたご自身に自信をもってください。不安に思うご自身を責めないでください。
みなさんも、少しずつでいいので、コロナ禍前の自分らしい生活を取り戻していってください。
あるいは、コロナ禍で新たにつながりや、楽しみを得た方はそれを大切になさってください。

問合せ:串木野健康増進センター
【電話】33-3450

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