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自治体の皆さまへ

誰もが生きやすい社会となるために

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鹿児島県いちき串木野市

社会的・文化的に形成された性別のことをジェンダー(gender)、生物学的性別のことをセックス(sex)と言います。
最近、男性の育児休暇取得や女性議員の確保等、性別による固定的な役割分担を見直そう、解消しようとするジェンダーの平等が注目されつつあり、ニュース等でも見る機会が増えてきています。
私たちの身近なところに存在しているジェンダー差別や女性が活躍できる社会について、改めて一緒に考えてみましょう。

■青色は男の子、赤色は女の子?
「女性だったら…」「男性だったら…」という潜在的な意識や偏見・思い込み(アンコンシャスバイアス)による言動で、傷ついている人もいるかもしれません。男性も女性も性別に関わらず、一人ひとりの人権が尊重されています。
そして、個々の多様な選択により、全ての人が自分らしく生きていける権利を、生まれながらに持っています。「女性だから…○○すべきだ」「男性だから…○○すべきだ」という意識には、性別による固定的な役割分担が存在しています。

○身近なジェンダー差別あるある
・家事と子育ては女性が行う。
・力仕事は男性が引き受ける。
・飲み会で女性にお酌をさせる。
・結婚・妊娠のタイミングで退職。
・ついつい子どもに「女らしい言葉遣いをしなさい」「男らしく振り舞いなさい」と言ってしまう。等

○ジェンダー問題解消に向けての国際的な取組
アイスランド:男女間の賃金格差を法律で規制
アメリカニューヨーク州:男性トイレにもおむつ台を最低1個設置することを義務化
フィンランド:父親母親それぞれで、約7か月間の育児休暇の取得可能

■日本の現状
世界各国の男女間の平等について調べた調査で、日本は146か国中125位と、昨年の116位から後退しました。ジェンダーギャップ指数が低い理由として、女性管理率が低い、男女間での賃金格差等が要因とされています。

■市の取り組み
本市は、ジェンダー問題を解消し、男女共同参画を実現するため、令和5年3月に令和10年度までの6年間を計画期間とした基本計画を策定しました。計画は、右の二次元コード(本紙参照)からご覧ください。

○基本目標
1 男女共同参画理念のさらなる浸透
2 あらゆる分野における男女共同参画の促進
3 誰もが安心で安全な暮らしができる社会づくり

■~私たちにできること~
例えば、計画内の施策の一つである「固定的性別役割分担意識・無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)の解消」に対して、男女共同参画センター主催の男女共同参画意識の醸成を目的とした研修会を受講してみるということも選択肢の1つです。皆さん一人ひとりが男女共同参画に対する意識を持つことで、個々が自分らしくいれる社会に近づく一歩になると思います。

男女共同参画に関する問合せ:企画政策課
【電話】33-5628

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