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SATSUMA×WORK さつま×しごと(Vol.25)

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鹿児島県さつま町

■飲食店×濵あゆみ
手打ちそばと鶏の焼肉が楽しめる宮之城屋地地区の居酒屋とまり野。どこか懐かしい雰囲気漂う店内で笑顔で接客するのが濵あゆみさんです。幅広い世代から愛される名店の2代目店主として料理に腕を振るいます。
濵さんがとまり野の店主になったのは35歳のとき。たこ焼きの移動販売をしていた濵さんの元へ、後継者を探していた先代の店主が来店し、店を継いでみないかと提案されます。
「話をいただいたときはびっくりしましたね。でも、元々接客は好きでしたし、自分の店を持って自由に経営できるチャンスだと思い、引き受けることにしました」と経緯を語る濵さんは、店を継いだ当初、慣れないことばかりで苦難の連続だったそうです。「特にそば打ちは一度も経験がなかったので、習得するのに苦労しました」と当時を振り返ります。先代からの伝統を引き継ぎつつもサービスの向上を追い求める濵さん。
「飲み物の種類を増やしたり、コースにデザートを付けたりして、女性客や若い世代の方々にも楽しんでもらえるよう工夫しています。移動販売で売っていたたこ焼きもメニューに入れて、少しずつ自分の色も出てきたかなと感じています」と自信をのぞかせます。
夜にとまり野を営業している一方、日中は障がい者福祉事業所の若竹作業所工房たけん子で事務員兼支援員として働いている濵さん。利用者と一緒にトマトの袋詰めやイベントでハーブ緑茶の販売などをしています。「元々母が事務員をしていた縁で働き始めました。利用者の方やイベントに来てくださる方とお話するのは楽しいですし、とまり野での接客の上達につながっていると思います。2つの仕事を両立させるのは大変ですが、楽しみながら続けたいです」と話す濵さん。そのマルチな活躍で唯一無二の道を歩み続けます。

○濵(はま) あゆみさん(40)
宮之城屋地地区出身。温泉施設の食堂やたこ焼きの移動販売などで飲食業に携わり、35歳のときにとまり野の2代目店主に就任する。
同時期に若竹作業所工房たけん子で事務員兼支援員として働き始める。趣味はカラオケで、十八番は絢香の「三日月」。

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