■種子島の夏、初体験
「今日も暑いねー」皆さんは、今年何度この言葉を交わしたでしょうか。私はこの夏数え切れないくらいこの言葉を使ってしまいました。それもそのはず、気象庁の発表によると今年の夏(6~8月)の日本の平均気温は1898年の統計開始から125年の間で最も高温となったそうです。また、日本だけでなく世界的にも高温状態であり、今年の7月には世界の平均気温が観測史上初めて17℃を超えたというニュースが話題になりました。
とても暑かった今夏、振り返ってみるとたくさんの思い出がありますが、特に印象に残っていることは、やはり海に関する離島らしいものが多かったように感じます。種子島の海では海水浴やサーフィンなど多様なアクティビティができたり、ウミガメが産卵に訪れたり、綺麗な朝日と夕陽を見ることができたりと多様な楽しみ方があります。もちろん、ある程度は事前知識として理解していたものの、自分自身が体験することで、自分の言葉で他の人に伝えることができるようになりました。
このような経験を通して、島の魅力について地域の子どもたちと話していると、子どもたちにとってそれらはあって当たり前のものであり、特に意識されるものではないように感じることも多くなりました。比較対象が少ない子どもたちにとってはどうしても仕方ない部分だと思いますが、島の外から来た人間として、目の前にある魅力を再認識してもらえるようなきっかけを作っていけたら…
そんなことを考えた種子島での初めての夏でした。
大山 広太郎
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