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地域おこし協力隊通信(No.82)

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鹿児島県中種子町

■目の前のことを大切に…
11月4日に、第44回中種子町農林漁業祭が晴天の下開催されました。コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催ということもあって、多くの人々で賑わっており、会場は活気で溢れていました。本イベントは町の農林水産業の振興をはかり、豊かでぬくもりのある中種子町を築くことをめざして開催される、今年で44回目の開催となる歴史あるイベントですが、当然私にとっては初めての経験です。事前に町の行事の中でも多くの人を集めるイベントであるということは聞いていましたが、いざ即売会開始時には多くの参加者が集まり、それぞれお目当てのテントを目指して行列を作る様子を目にして驚きました。まるでそれはテーマパークのアトラクションに並ぶ列そのものであり、私が種子島に来てから見た人の列としてはダントツで長い列でした。当日は即売会の他に農業功労者の表彰や児童・生徒の作品展示、軽音楽同好会テイストオブハニーによる演奏、中種子火縄銃保存会による演武試射、無料試食、抽選会など大人から子供まで楽しめる内容盛りだくさんのイベントとなり、大盛況のうちに終了しました。
さて、このようなイベントが今年は各地で開催され、毎週末どこかへ出かける日々が続いていましたが、それもそろそろ一段落というところでしょうか。この数年はコロナ禍の影響で伝統行事などの活動も中止を余儀なくされていたかと思います。しかし、今年はそのような活動も本格的に再開となっているものが多く、準備の段階から島民の方々の想いやエネルギーを強く感じました。私にとっては島のすべての行事が初体験ですが、これまでの伝統を踏まえて今年再開することができた行事、そうはならなかったものどちらもあることでしょう。この数年という期間を経て、益々今目の前にあるものに有難みを感じながら、その一つ一つを大切にしていきたいと思いました。
大山 広太郎

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