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あっぱれ!伊佐盛(イサモリ)Vol.38

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鹿児島県伊佐市

◆故郷を想う~きばいが!伊佐の挑戦~
団体のロゴマークでもあるガッツポーズで写るのは、市民活動団体「きばいが!伊佐」のみなさん。6月15日から7泊8日の日程で実施された「チャレンジしよう!国際交流in伊佐2023」の企画、運営を行いました。
「きばいが!伊佐」について話を伺うのは代表の前田千弘さん。団体設立のきっかけは高校の同窓会だそうです。「我々が高校生の頃は9クラスあったが、昨今は生徒数も減ってきて寂しい」。何気ない会話に地方衰退の危機感を覚えた前田さんたちは、故郷の活性化のために何かできないかと一念発起。メンバーの大丸浩二さんが国際交流プログラムに携わっていたことも後押しし、企画への挑戦を決めました。
「チャレンジしよう!国際交流in伊佐2023」は、日本に興味を持つ外国人が伊佐市を訪問、滞在しさまざまな交流を行う国際交流事業(WCI)のプログラム。今回は24人が訪れ、ホストファミリーと生活しながら農業体験や観光地散策、地元企業や中高生との交流等を通して、日本の文化に触れました。
ホストファミリーの募集にはとても苦労したそうです。「メディアやSNS、広告などで募ったが初めての試みということもあり、なかなか受け入れ先が決まらず、不安な日々が続いた。今年4月頃に目途が立ちホッとしたのを覚えている」と話します。
苦労した一方で嬉しいこともありました。ホストファミリーへのアンケートを実施したときのこと。「来年も受け入れたいですか?」の質問に対し答えは「いいえ」。少し残念な気持ちで内容を見ると「今回のホストファミリーの経験は大変良い思い出になった。来年も受け入れたときに今年の思い出を越えられるか心配なので敢えてのいいえです」。読み終えると自然と笑みがこぼれ、達成感に満たされたそうです。
今後の展望を尋ねると「第2回目の国際交流はもちろんのこと、人の流入を促し、訪れた人々が口コミやSNS等で伊佐の魅力を発信してもらえるような企画を考えていきたい。結果として観光商工の発展など伊佐市の活性化の一助になれば」と話します。「きばいが!伊佐」の今後に注目です!

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