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農政情報「農のいろは」

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鹿児島県伊佐市

◆養蜂(ようほう)について
養蜂とは、ミツバチを飼養してハチミツ等の生産物を収穫し、あるいは農作物の花粉交配に利用することをいいます。また、この養蜂を産業とすることを養蜂業といい、牛、豚、鶏などを飼養する畜産業と同じ分類となります。
私たちの生活に豊かな恵みを与えてくれるミツバチと養蜂業に感謝です。
※養蜂業は、県に蜜蜂飼育届の提出が必要です(詳しくは、広報いさ1月15日号をご覧ください)。

◆ここからは「ハチミツ」のおはなし
◇歴史
ミツバチと人類の付き合いは、旧石器時代にさかのぼります。およそ8000年前に描かれたとされるスペインのアラーニャ洞窟の壁画には、ミツバチの巣からハチミツを採取する人の姿が描かれています。

◇成分
ハチミツに含まれる糖分の75~90%はブドウ糖と果糖で、この2つの糖分は体内ですぐに吸収され、即エネルギーとして使うことができます。さらに、ハチミツにはビタミンやミネラルなどの栄養成分がバランスよく含まれています。砂糖と比べると20%ほど少ないカロリーで摂取できるのも魅力です。

◇結晶化
春から夏にかけて採取したハチミツは、冬になると結晶化するものがあります。これはブドウ糖の作用によるもので、品質に問題はありません。ハチミツに含まれるブドウ糖の割合が多いものほど結晶化が早く進みます。50℃~60℃でゆっくり湯煎すれば溶けて元に戻りますが60℃を超えて湯煎すると品質が劣化するので注意が必要です。

◇健康効果
ハチミツは古代エジプトをはじめとする多様な文明の中でも、傷、潰瘍(かいよう)、やけどなど、皮膚の回復薬として使われてきました。今も口内炎や疲労の回復、整腸作用、スキンケアとして幅広く重宝されています。
※内臓機能が完全でない1歳未満の乳児には与えないでください。

問い合わせ:農政課畜産係
【電話】内線2241

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