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金峰地域で総合防災訓練

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鹿児島県南さつま市

災害発生時の防災体制の確立と、市民の防災・防火意識の一層の高揚を図ることを目的に、9月3日、金峰地域で市総合防災訓練が実施されました。
訓練には約400人が参加し、「台風の接近のため断続的に雨が降り続き、土砂災害の危険が高まったとし、午前8時10分本市に『土砂災害警戒情報』が発表された」という想定のもと、現地対策本部をボートレースチケットショップ金峰駐車場に設置し、土砂災害の恐れがあるとして、大坂地区に避難指示を発令しました。市バスを利用した住民の避難、仮設診療所での応急救護、水道管の復旧、炊き出し、大型発電機の設置、通信手段の確保などの関係団体による訓練に加え、消防本部・消防団による火災防ぎょ訓練では、本年3月に「災害時における消防用水等の確保に関する協定」の締結を行った鹿児島生コンクリート協同組合がコンクリートミキサー車で消火用水の補給を行う消火訓練も行われ、消防団との連携が図られました。

■扇山公園で追悼慰霊式
金峰地域では30年前の9月3日、台風による大雨の影響で発生した大規模な土石流により、大坂地区扇山集落と白川地区南谷集落で21人もの尊い人命が失われました。
被災地跡に整備された扇山公園では9月3日「平成五年扇山災害追悼慰霊式」が開かれ、遺族や市消防団金峰方面隊の団員など約150人が参列し、犠牲となった畠中勝幸さん(当時金峰中1年)の詩「野原はうたう」が刻まれた慰霊碑の前で献花を行い、犠牲者の冥福を祈るとともに、災害に強いまちづくりと災害の教訓を後世へ引き継ぐことを誓いました。

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