〔南大隅町地域おこし協力隊活動報告〕さいなんたん協力隊だよりVOL.73(令和5年6月)

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■『素敵な出会いに感謝!』地域おこし協力隊　原田志穂子
地域おこし協力隊の原田志穂子です。4月から始まった農家研修ですが、先日無事に修了式を迎えることができました。農業・畜産・林業など、11軒の研修先に数日ずつ通わせていただき、自然に触れることの心地よさを感じました。これまでパソコンと向き合ってばかりだった私が、自分と向き合う時間を持ち、体を動かし、汗をかき、いただいた野菜をたくさん食べ..この2か月で体が元気になっていくのを感じています。
また研修の他にも、イベントの企画、ラジオ収録、マルシェでの出店のお手伝いなど貴重な経験をさせていただきました。先日は、近所のお宅におじゃまして、あくまきづくりを体験しました。アクにつけておいたもちごめを竹の皮に入れて包んでいきますが、私は細かい作業が得意ではないので上手くできるか心配でした。最初はゆっくり慎重に包んでいましたが、「いろんな方法があるから、自分がやりやすいように、好きにやっていいんだよ。」と声をかけてもらい緊張が解けました。それからは多少不格好でも気にせず、好きなように包んでいきました。自分で包んだ出来たてのあくまきはとてもおいしかったです。
南大隅町に来て2か月ほどですが、素敵な出会いがたくさんありました。日々、地域の方の優しさに触れ、知恵と経験から学んでいます。出会ったみなさま、本当にありがとうございました。これからの新たな出会いもまた楽しみです。

■『残したい伝えたい自然~辺塚の花たち~』地域おこし協力隊　福元信一郎
「辺塚」と名が付く植物
・辺塚リンドウ・辺塚ラン・辺塚ニガキ
・辺塚コナスビ・辺塚シダ・辺塚ダイダイ
稲尾岳周辺は植物の宝庫で、ヤッコ草等珍しい草花やモミやスダジイーの照葉樹原生林があります。
辺塚には、動物も猪・鹿・猿はもちろんですが、サシバ・南九州特有のコシジロヤマドリの鳥たちも数多く生息しています。豊かな自然、数多くの花が咲き、蜂蜜は独特の味がします。辺塚にも保護地域が制定され、後世に豊かな自然を残すような取組があります。
5月に入り稲尾岳山頂近くに咲く「佐多ツツジ」を見に稲尾岳に登りましたが、残念ながら今回も開花時期がずれて見ることができませんでした。辺塚リンドウは地元の方でも見ることができないのですが、去年の秋に辺塚山系の山頂付近に見ることができました。
辺塚担当の地域おこし協力隊として、辺塚固有の植物や珍しい動植物を観察広報し、後世に伝えるよう今後も活動したいと思います。
来年こそ稲尾岳山頂に咲きほこる佐多ツツジ(地元名稲尾ツツジ)を確認し、伝えたいと思います。

問い合わせ先：役場企画観光課
【電話】24-3113