本消防組合で令和4年度に熱中症で救急搬送された人が過去最多(表1)となりました。
過去3年間の年齢別では、65歳以上の人の割合が約62%を占めていますが、40歳未満の人の搬送件数も約23%と若い人の救急搬送も多くなっています。また、発生場所別は、住居が最も多く約50%、次いで仕事場約19%、教育機関約8%となっています。
例年の傾向として、梅雨明け後のジメジメした日が続くと、暑さや湿度に体が慣れず、熱中症になる人が多くなります。
表1(6月から9月)
■熱中症は予防が大事です。
◇のどの渇きを感じなくてもこまめに水分補給をしましょう。飲酒では水分補給にはなりません。
◇エアコンや扇風機などを上手に使いましょう。
体が冷えすぎてエアコンなどの使用を控える方がいます。タイマーや風向きを変えるなど快適な使用方法を心がけましょう。
◇室内でも熱中症になります。
熱中症の発生場所は住居が最も多くなっています。夜間でも部屋に熱がこもらないような対策を心がけましょう。
◇健康管理にも気をつけましょう。
体力づくりや規則正しい生活を心がけましょう。
場合によっては、熱中症で死亡したり、心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性があります。
主な症状として、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐などがありますが、意識状態が悪かったり、普段と様子がおかしい場合は、ためらわずに119番通報をしてください。
問合せ先:大隅肝属地区消防組合警防課
【電話】0994-52-1193
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