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〔南大隅町地域おこし協力隊活動報告〕さいなんたん協力隊だよりVOL.76(令和5年9月)

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鹿児島県南大隅町

■『生きる事は食べる事』地域おこし協力隊 秋山大樹
みなさんこんにちは。大泊のハウスで熱帯果樹生産を学んでいる、だいちゃん(秋山大樹)です。地域のスポーツ大会に参加したり、消防団に入り及ばずながらも同僚達と汗を流し、学校の奉仕作業に参加したり、少しずつですが地域に溶け込み皆さんとの交流を深めています。
7月・8月は営農指導員の方に同行して、南大隅町の様々な圃場を見学しました。南大隅町では今まで知らなかった様々な作物が生産されており、先輩方の努力や試行錯誤を改めて知る事ができました。また研修や日々の出会いを通じて、県内の生産者や経営者の方々と知り合えた事はこれからの大きな財産です。
私が管理をしている大泊ハウスではパインアップルの収穫も終わり、次は来年の植え付けに向けて着々と準備を進めています。育苗の技術を覚える事も私のミッションの一つであり、日々勉強の毎日です。
「美味しいね」「うん、美味しい♡」。私や家族たちは、この南大隅町に移住してから何度この言葉を発したでしょうか。それは野菜であり、肉であり、魚であり、飲み物であり、澄んだ空気であったのかもしれません。私は自身の人生を振り返った時、幸せの中心にはいつも美味しい食べ物もあった気がします。私がこの地に来たきっかけも南大隅町産のパインアップルでした。
「この南大隅町には環境や地理的にも大きな可能性がある」、移住してきた私はそう確信しています。自身の企業での経験や経営研修などから、地域の活性化にはまず経済活動が発生する事が必要だと私は考えています。私は南大隅町の地域おこし協力隊として、「生産×経営」を学び南大隅町の「美味しい」をどんどん広め、街に必要とされるような人材になりたいと願っています。

■『~あらたな挑戦、豊かな日常(3)~』地域おこし協力隊 野仲将太郎
1.水稲防除とドローン
最近は水稲防除について調べています。水稲防除には病害虫や防除適期、使用農薬など多くの項目があり、調べる中で一つ一つが新たな知識として私の中に蓄えられ喜びを感じています。中でも、農業ドローンによる防除事例が興味深く、実際の飛行現場を視察に行ってきました。
私だと農薬散布に1日はかかってしまうところが、ドローンではものの数分もしないうちに散布し終えてしまい、「速い・でかい・ダイナミック」とその性能に圧倒されました。併せて、自動操縦の方法や運搬の様子、バッテリー充電など、現場でなければ知ることができない細かい点も視察でき、大変有意義なものとなりました。今回の視察を契機にして、町内生産者の方々の声も伺っていき、将来的にはドローン活用による水稲防除など有効な施策を発案し、ぜひ実現させていきます。その他農業でお困り事があれば、力の限り奮闘して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
2.両親との時間
7月に私の両親が地元大分県から南大隅町にやって来ました。久しぶりに親子水入らずの機会となり、町内観光をして温泉にも浸かるなど、3人だけの時間をゆっくりと過ごしました。両親は私の新しいチャレンジを応援してくれていますが、実際は凄く心配しています。今回私の生活の様子を見て、2人が「本当に良いところじゃないか。しっかり頑張れよ。」と言ってくれ、その表情は安堵に満ちていました。普段からテレビ電話などで連絡を頻繁にとり合っていますが、鹿児島中央駅で最後に2人の背中を見送る時はやっぱり切ない気持ちになりました。
ちなみに話は変わりますが、最後に私の家庭菜園の状況をお知らせします。8月の台風で被害を受けてしまい、支柱やネットも倒れて悲惨な状態となってしまいました。(8月上旬に体調を崩していたのもあり)元に戻すのにかなり時間を要しましたが、これからきちんと実るか少し心配です。

問い合わせ先:役場経済課
【電話】24-3128

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