国際アルツハイマー病協会が、認知症への理解を進め、本人や家族への支援の充実を目的に制定しました。
9月21日は世界アルツハイマーデーとされ、全国各地で認知症に関するイベントとして、認知症のシンボルカラーであるオレンジ色へライトアップや展示等が実施されます。
■アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)とは?
脳にアミロイドβ(ベータ)というたんぱく質がたまり、それが神経細胞を破壊して脳が萎縮することで発症します。症状が徐々に進んでいくのが特徴です。
○中核症状の一部(例)
・新しいことを覚えられない
・日時や場所がわからない
・空間の理解がむずかしい
・複雑な行為や抽象的な思考が難しいなど
○行動心理症状の一部(例)
・家族や身近な人に物などを盗られたと思う
・家の外を歩き回る
・一人で出来ていた行為が出来なくなる(入浴や着替えなど)
■アルツハイマー病の治療
▽薬物治療
中核症状の進行を遅らせる
気持ちを落ち着かせる
行動心理症状を改善させる
▽非薬物治療
音楽療法
園芸療法
絵画療法
回想法
レクリエーション
▽介護サービス
デイサービス
訪問介護/看護
リハビリテーション
入所サービス
福祉用具/住宅改修
アルツハイマー病は、薬で進行を遅らせることができ、早く使い始めると健康な時間を長くすることができます。病気が理解できる時点で受診し、少しずつ理解を深めていけば生活上の障害を軽減でき、その後のトラブルを減らすことも可能です。障害が軽いうちに後見人を自分で決めておく(任意後見制度)等の準備や手配をしておけば、認知症であっても自分らしい生き方を全うすることが可能です。
相談窓口:
南大隅町地域包括支援センター
【電話】28-1333
問い合わせ先:役場介護福祉課
【電話】24-3126
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