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自治体の皆さまへ

まちへの想い

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鹿児島県南大隅町

町内を巡り、まちへの想いを伺います。
今回は、川南地区公民館長の内薗義一さんにお話を伺いました。

■川南地区公民館
川南地区は、雄川の南側の地域を指し、川の上流沿いには高台が、下流に向け平らな土地が広がり、多くの集落を形成しています。人口は約1030人、14自治会で構成されています。
今年度、コロナ禍の影響で中止していた『川南地区秋祭り』が4年ぶりに開催されました。若い方から高齢の方まで町内外から約500人が来場されました。ステージでは南大隅高校生による書道やダンスパフォーマンス、歌や踊りなどが披露され、最後はお楽しみ抽選会と会場はにぎわいました。「楽しかったと言っていただいた。大成功だった」と話されました。

■公民館活動
川南地区公民館では、地域をひとつにする起爆剤にしたいと、6月には六月灯、10月には秋祭り、2月にはグラウンドゴルフ大会を開催しています。
「公民館活動は、役員の理解協力があるからできること」と話されます。新鮮味を持って知恵を出し合っていこうとの考えから、公民館役員三役は2年交代、3地区で順番に担います。今年度の役員体制から専門部の区分をなくし、みんなで取り組む形に変更しました。青年団や地域の役場職員にも協力をお願いしています。
数年前からゴルフ大会を始めました。「希望があればやってみてもいいんじゃないかと。地域のつながりに一つでも取り組みたいという思いを大事にしたい。やれば人は集まる。集まる場所を作る」
内薗さんは長年自治会長をされており、南谷自治会では毎月1回集まる場を作っています。普段出かけない高齢の方も出席され、都合が合えば自治会を離れた方が参加することもあるそうです。集まって話をする、お互いを知る、気にかける。「飲ん方なんだけどね。飲みニケーション」と笑顔になりました。
川南地区の印象を伺うと、「一体になってやれる地域。熱意を感じる。自分も熱意を感じていないと活動はできない」と話されました。人を動かす、1人でも参加してもらう取り組みを考える。「来てよかった、楽しかったの声を聞くとうれしい限り。地域の活気を作りたい」

■これから
「地域がやっていること、地区公民館がやっていることを知ってもらいたい」
「まちの活性化につながる起爆剤になるような何かがないか、いつも考えている」
「町に魅力を感じて移住された方々をもっと活かしていけば、まちの活性化につながるのでは」

「人を集めて楽しんでもらう、言うのは簡単。実はやった本人が一番うれしいんだよ」と笑顔で話される内薗さんの柔らかい雰囲気が、皆さんをつないでいるのではと感じました。人と人とのつながり、人を大切に思っている気持ちを強く感じました。

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