GIGAスクール通信vol.16

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令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。
ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取り組みを紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみをもっていただければと思います。

■授業を通した研修が始まりました!　～令和5年度第2回情報教育担当者会より～
令和5年度第2回情報教育担当者会が柊原小学校で行われました。授業は2年生の算数科で「長さ」の学習でした。今回の研修では、次の2点が提案されました。この取り組みは、市内の小学校で徐々に広がりつつあります。

□予習型反転学習(家庭で学習課題を予習することで、授業ではすぐに学び合いができる。)
□自由進度学習(学習方法や順序を、子供たち一人一人が選択する。)

◆授業より
□予習型反転学習
「1cmより短い長さは、どうやって表せばいいの?」
・家庭で予習してきたことをみんなで確認
・mmを使えばよいことに気付く
↓
「mmを使って表してみよう」

□自由進度学習
説明する問題から
・この説明で、みんなに分かってもらえるかな
AIドリル「navima」の問題から
・次の問題も正解して、たくさん解きたい
教科書の問題から
・ものさしを正確に使わないと測れない
プリントの問題から
・プリントによって問題が違ってる

◆研究協議より
授業後、予習型反転学習と自由進度学習について、参考にしたいことや、もっと共通理解したいこと等が協議されました。「話し合いをする時間が確保されていた」、「個に応じた学びができていた」、「家庭学習や授業後の見届けの工夫」等の意見が出され、今後の実践に生かせる協議ができました。垂水市のGIGAスクールアドバイザーである、鹿児島女子短期大学の渡邉准教授からは、「これまで、様々な学習指導方法改善が実践されてきたが、自ら主体的に学べる授業改善が、学力が伸びるという研究データがある」という情報提供とともに、今後の取り組みの方向性について指導していただきました。