令和6年度施政方針〔1〕安定した雇用を創出する (2)

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(2)新たな事業創出と観光産業の振興
起業支援につきましては、地域経済の活性化を目的として、令和5年度は1件の平土野地域活性化基金活用事業補助、8件のUIターン起業家支援補助を実施いたしました。また、新年度からは、新たに町内在住の起業家に対する「きばれ起業家応援事業補助金」を実施いたします。

企業誘致につきましては、近年様々な企業から本町への事業進出に関する提案や相談を受ける機会も増えてまいりました。企業側のニーズを的確に捉えつつ、本町におけるしごと創出に向け、企業誘致に取り組んでまいります。

商工業につきましては、これまで、地方創生臨時交付金を活用して「物価高騰生活支援クーポン券」事業等を行い、町内商工業者及び町民への生活支援に取り組んでまいりました。また、町単独事業として、平成21年度から取り組んでおります、プレミアム商品券補助事業を引き続き継続し、町内における消費購買の拡大を図ってまいります。

平土野地域につきましては、平土野アートまち歩き事業や平土野浜でのビーチバレーボール大会の開催、カフェの新規出店など、活性化に繋がる動きが出てまいりました。引き続き、平土野地域の活性化に向けて、町内外や島外からの来訪客増加につながる施策を展開してまいります。

観光業につきましては、世界自然遺産登録地であることを最大限に活かし、天城町の魅力を広く発信するとともに、観光客受け入れに伴う課題解決に向けて取り組んでまいります。
観光地連携整備事業を活用して整備した大和城バリアフリー型バンガローにつきましては、利用客も順調に増えてきております。観光客のみならず、町民の皆様にも自然体験や憩いの場として活用していただければ幸いです。
横浜・八景島シーパラダイス水族館では、天城町ブースが開設されて2年が経過し、来館者からも好評を得ていると伺っております。引き続き、水族館と連携し、徳之島の海の魅力や天城町を発信してまいります。

令和元年から徳之島と大阪(伊丹)を往復する季節運航便が年末年始及び夏休み期間に就航しております。今後も、引き続き国・県・航空会社等への定期的な直行便就航の要請活動を三町一体となり粘り強く取り組んでまいります。
また、クルーズ船誘致につきましては、国内外からの誘致活動に積極的に取り組んでまいります。
平土野港多機能港湾新設につきましては、令和5年度にクルーズ観光及び港湾運送業の有識者をお招きし、平土野港多機能港湾新設期成同盟会の委員と意見交換会を開催いたしました。今後も課題を整理しつつ、生活・産業・観光・防衛・防災等の多面的な観点で港湾施設の機能強化を県・国へ要望してまいります。

あまぎ自然と伝統文化体験館整備事業につきましては、引き続き奄美群島成長戦略推進交付金事業を活用し、整備を進めてまいります。隣接する総合運動公園や山猪工房、うおっちょとも連携を図り、伝統文化体験・スポーツのほか、様々な場面で人と人とがつながり異なる価値観が出会うエリアの形成を図ってまいります。

トライアスロンIN徳之島大会は、昨年4年振りにスイム・バイク・ランの全ての種目で実施することができました。新年度で第37回を迎えますが、徳之島全体が一体となる一大イベントであります。3,000名を超えるボランティアの方々と一緒になって、この大会を成功に導き「スポーツ愛ランド徳之島」を広く島外に発信し、地域活性化へ繋げてまいります。

スポーツ合宿誘致につきましては、コロナ後、受入れ人数が順調に回復してきております。特に、今年で7度目となったプロ野球近藤健介選手をはじめとする「チームAMAGI」の自主トレでは、全国各地から約30社にもおよぶマスコミ関係者が来島するなど、合宿地としての注目度も高まっております。今後も、新規実業団・選手の合宿誘致活動を行い、本町の地域活性化及び関係人口の拡大に繋げてまいります。