文字サイズ
自治体の皆さまへ

フレイル予防のためのいきいき長生きコラム(3)

17/30

鹿児島県屋久島町

■今月のテーマ「帯状疱疹について」永田診療所医師 四元太一
今月は、コロナ禍になり増えたといわれている帯状疱疹についてお話しします。原因については諸説ありますが、環境の変化に伴うストレスの増加が一因と考えられています。
帯状疱疹は水痘(みずぼうそう)と同じ、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。初感染では水痘を引き起こしますが、治癒後もウイルスは体内に長期間潜伏感染しており、その後、加齢等により免疫が低下するとウイルスが再活性化して帯状疱疹を発症します。
症状としては、体の片側に帯状の皮疹が出現し多くの場合強い痛みを伴います。日本では、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されており、50歳以上が患者の約7割を占めます。皮疹が消失した後も長期に痛みが持続することがあり、これを帯状疱疹後神経痛といいます。50歳以上の患者の約2割がこちらに移行するといわれていますが、早期に治療を開始することで神経痛のリスクを軽減できますので、早めの受診がとても大切です。
また、これらを予防するためにはワクチンも有効です。年齢やワクチンの種類によって異なりますが、発症予防効果は6~9割程度といわれていますので、ぜひ接種を検討してみてください。

■屋久島町永田へき地出張診療所
麓から唯一望める奥岳「永田岳」を源流とする永田川の畔で主に屋久島西部地区の医療を担当しております。
内科の常勤と月1回の眼科と2回の皮膚科診療で皆様の症状改善のお手伝いを致します。町の乳幼児健診の担当もしております。
お気軽にご相談ください。

このコーナーでは、町内の医療機関などから、健康で長生きするための「耳より情報」をお届けします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU